画像は中村貴浩
クライマックス・シリーズ進出を目指す広島は9月17日からバンテリンドームナゴヤで2連戦に臨む。試合前練習には育成出身の大卒ルーキー、中村貴浩の姿があった。
育成ドラフト2位の中村貴浩は開幕前から注目を集めた逸材で、ミート力、長打力が魅力。二軍戦開幕後にはヒットを打ちまくり、5月17日に支配下登録されると、同19日には一軍デビューした。その後、プロ初ヒット、初打点もマークしたが26打数3安打2打点、打率は1割台に止まり6月4日のソフトバンク戦、代打での三振を最後に二軍再調整となった。
二軍ではヒットが思うように出ない時期が続き、悪戦苦闘しつつも次第にいい角度の打球が飛ぶようになり、前日16日のウエスタン・リーグ、阪神戦(山口・由宇練習場)では引っ張って右越えに2発
右ハムストリングスを2日前の阪神戦(マツダスタジアム)で痛めた野間峻祥に代わっての一軍アピールチャンスが巡ってきたかっこうだ。
外野陣若手では、コンディション不良となった西川龍馬との入れ替えで12日に出場選手登録された高卒2年目の田村俊介が即、打席を与えられ5日連続ヒット!
田村俊介と中村貴浩、将来の中軸候補、左のスラッガーふたりが一軍の舞台で競い合うというカープファンにとってはたまらないシチュエーション…果たして先にプロ1号を先にかっ飛ばすのはどちらになるだろうか?(ひろスポ!取材班&田辺一球)