画像は玉村
6月15日 〇4-3楽天(楽天モバイルパーク宮城)
広島 020 002 000・4
楽天 000 000 300・3
広島通算60試合32勝24敗4分け(首位キープ、2位巨人に3・5差)
14時開始・3時間19分、26,153人
相手先発 ●古謝6回9安打4失点
広島本塁打 -
楽天本塁打 -
広島登録抹消 -
広島スタメン
一番センター秋山
二番ショート矢野
三番セカンド菊池
四番ライト末包
五番サード小園
六番キャッチャー坂倉
七番ファースト堂林
八番DH佐藤
九番レフト二俣
ピッチャー玉村(4試合1勝2敗)6回0/3、90球8安打3失点(自責3)
Hハーン
H島内
S栗林(29試合1敗19S)
両先発左腕の名前がアナウンスされ、満員御礼のスタンドが沸いた。
玉村が投げ合う相手は大卒ドラ1ルーキーでしかも同学年の23歳。ここまでの成績は玉村が0勝2敗、古謝1勝1敗。
先制したのは広島。二回、五番小園が初球のカットボールを中前打。二死から1日休んでスタメンに復帰(5試合目)した佐藤が四球を選び、続く二股が追い込まれながら、得意の”ド根性”打ち!左手1本でスライダーを右前に弾き返して小園を迎え入れた。背番号90台の活躍で点をもぎ取る。それが新井流…
85球で六回、最後のイニングを投げ切ろうとする古謝から、また2点。菊池、末包の三・四番連打で一、二塁として小園の一ゴロで一死一、三塁。続く坂倉の打球は、飛びつくショート村林のグラブの先をかすめてセンターへ抜けていった。
さらに七番堂林の打席で小園は三盗に成功した。古謝にはもう背後の走者を気にする余裕はなかったのだろう。堂林はきっちりセンター前タイムリー。9日に一軍に戻ってきた選手会長はやっと一仕事したことがよほど嬉しかったのだろう。派手にベンチに向かって右拳を突き上げた。ヒットは4月20日の巨人戦以来、二軍調整期間を挟み35打席ぶり…
一方の玉村は交流戦優勝のかかる打線を相手に”らしさ”を存分に発揮した。真っすぐ系ではフライアウト、変化球ではゴロアウト。六回を終えて4安打1四球、スコアボードにゼロ六つ。七回、3連打され一死も奪えずにハーンの救援を仰ぎ「後半つかまりました…」と苦笑いだったが「勝ててほっとしています」の方が本音だろう。
開幕一軍を逃した玉村は、二軍戦7試合に先発して課題を潰してきた。5月25日、待望の一軍マウンド(横浜スタジアム)に上がったが3回5失点KO。それでも首脳陣は良さを上で引き出す選択に迷いなし、だった。交流戦ではソフトバンク相手に6回、ロッテ相手に5回を投げいずれも失点2、自責0だった。
投打の歯車が噛み合って前日の延長11回1-0勝ちに続く4-3、1点差勝ち。みずほPayPayドーム福岡での3連敗は反省材料だが、残るパ5球団には2勝1敗、もしくは3連勝も狙えることになり、鬼門と言われたステージで7年ぶり勝ち越しである。