画像は森下暢仁
8月3日 〇4-1中日(マツダスタジアム)
中日 001 000 000・1
広島 000 030 10X ・6
広島通算92試合49勝39 敗4分け(首位キープ、2位巨人と1差)
18時開始・2時間53分、31,480人
相手先発 ●大野5回7安打3失点
広島本塁打 -
中日本塁打 -
広島登録抹消
広島スタメン
一番センター秋山
二番ライト野間
三番レフト堂林
四番サード小園
五番ファースト坂倉
六番セカンド菊池
七番ショート矢野
八番ピッチャー森下〇(15試合8勝4敗)8回101球7安打1失点(自責1)
九番キャッチャー曾澤
栗林S(45試合4敗30S)
広島県北の安芸太田町・加計では39・4℃を計測して、とうとう県内最高気温を更新した。JR芸備線の志和口駅と三次駅に設置されているレール温度計も、規制値に達して備後庄原駅と広島駅間が運転見合わせになった。広島市中区でも36・3℃…
尋常ではない暑さの中、森下の二刀流が自軍ベンチや連日満員のスタンドに涼風を呼び込んだ。4対1快勝で首位をキープするとともに、今季初の二桁貯金になった。
中日の先発は大野。自身6連敗中のマツダスタジアムのマウンドには強い思いを持って上がったに違いない。今季の一軍成績は3試合防御率9・53で6月末から二軍調整を続けてきた。
そんな左腕を捉えたのは五回だった。五番坂倉の左前打を皮切りに、菊池はショートへの内野安打で出塁。矢野の初球バントは大野懸命の処理もヒットとなってまず1点。打席にはお馴染みとなった「八番・森下」。ボールカウント2-2からの高目を叩いてセンター前2点タイムリー。三回に1点を先制された森下が自分のバットで勝ち越すのがミソ…
試合後、8勝目(4敗)を手にした右腕は「守備の人に助けてもらって最少失点で投げることができたのでほんとに良かったです」とお立ち台で話した。打撃についての質問には「きょうも床田さんが打っていいよって言ってたので、1本出て良かったです」と笑顔で返した。
その床田さんとの競争は本職の方でも接戦になっている。10勝5敗、防御率1・68(リーグ5位)が「床田さん」で、1・63(リーグ3位)が森下。さらにリーグ1位には大瀬良(4勝1敗、防御率0・85)がいる。
森下の数字をさらに詳しく見ていくと33打数10安打3打点、打率・303と並ぶ数字を確認できる。それは月ごとの防御率がいずれも低く推移している、ということ…
4月 防御率1・86 3試合で2勝
5月 防御率1・00 4試合で2勝
6月 防御率2・05 3試合で2勝
7月 防御率1・91 4試合で1勝
7月は好投したにも関わらず勝ち数が伸びなかった。当然、8月は勝ちに行く、という思いが強いだろう。
どの球種もバランス良く、そしてテンポよく打ち取るのが森下-曾澤の”マダックス・バッテリー”投球の極意。この日も四回は5球で片付けるなど8回101球7安打8三振1四球でお役御免となり、九回を抑えた栗林には30個目のセーブがついた。