画像は高信二二軍監督(中央右)と二軍コーチ陣
若手育成を主眼とするみやざきフェニックス・リーグが宮崎県内で10月7日から始まった。
広島は7日のロッテとの初戦でドラフト1位ルーキーの常廣羽也斗を先発させたが6回8安打4失点だった。8日の第2戦では独立リーグ選抜をホームの天福球場(日南市)に迎え2対15で大敗した。
9月に急失速した広島に対してカープファンからは新井貴浩監督以下、首脳陣らに向けた厳しい声がSNS上で飛び交っている。しかし一番問題なのは先ごろ終了したウエスタン・リーグでも以下のような成績に終わり、他と比べて明らかに見劣りする二軍戦力など(外国人補強、ドラフト戦略もしかり)にあると考えた方が合理的ではないか?
ウエスタン・リーグ最終成績
ソフ 119試合71勝41敗7分け、勝率・634
中日 124試合71勝46敗7分け、勝率・607 2・5差
オリ 119試合58勝53敗8分け、勝率・523 12・5差
阪神 130試合61勝57敗12分け、勝率・517 13・0差
広島 118試合51勝62敗5分け、勝率・451 20・5差
ハヤ 120試合28勝84敗8分け、勝率・250 43・0差
チーム防御率
ソフ 2・63
中日 2・79
オリ 3・08
広島 3・29
阪神 3・43
ハヤ 4・65
チーム打率と本塁打数と出塁率
ソフ ・267 74本塁打 ・347
阪神 ・265 42本塁打 ・346
中日 ・250 55本塁打 ・330
オリ ・248 34本塁打 ・327
広島 ・244 47本塁打 ・309
ハヤ ・227 20本塁打 ・291
以下、フェニックス・リーグでの独立リーグ選抜戦についての記事を気になる?コイ占い|田辺一球|noteから引用する。
2024年度みやざきフェニックス・リーグ
●2-15独立リーグ選抜(10月8日、天福球場) 2試合0勝2敗
独立リ 002 151 150・15
広 島 000 000 200・2
スタメンと打安点(通算)
セカンド佐藤啓介5の0(9の1)
サード内田湘大3の1(6の1)
ライト田村俊介3の0(6の1打点1)
ファースト仲田侑仁4の0(8の0)
DHラミレス3の1(7の1)
ショート二俣3の1(6の1)
レフト中村貴浩4の3(7の3)
センターロベルト4の0(7の1)
キャッチャー高木4の2打点2
途中出場選手と打安点
名原1の0
前川1の1
投手継投(投球回・被安打・失点)
日髙暖己4回0/3、8安打8失点
辻大雅3回5安打2失点
小林1回4安打5失点
杉原望来1回無安打無失点
独立リーグ選抜相手に、いくらなんでもこのスコアはないだろう。いかにチーム内戦力が不足状態であるか、を露呈したかっこう。SNS上ではファン目線で片っ端から新井監督以下に対して様々な批判が展開されていて、内情については決して見えてこないだろうから仕方ない部分もあるが、今後を考えた場合、端的に言うなら明らかに戦力が足りない…それは球団側編成の責任であり、現場だけではどうにもならない。
前日7日に現役ドラフト一期生の戸根千明が戦力外となったことが発表された。西川龍馬の人的補償で敢えて高卒2年目という将来性を評価しての獲得となった日髙暖己も戸根千明と同じ運命を辿ることになればますます編成の問題がクローズアップされる。9月に二十歳になったばかりだから、決めつける訳にはいかないが、8安打5四球8失点という数字はやはり厳しい。五回は一死も奪うことができずに降板した。
前回、9月25日のウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ球場)もやはり六回途中で降板。ソロホームランを含む8安打を打たれて3四球1死球で3失点だった。同じことの繰り返し…
二番手で投げた辻大雅は育成1年目。ウエスタン・リーグでは13試合12回1/3を投げて防御率5・84だった。フェニックス・リーグ初戦で結果を出すことはできなかった。
三番手で投げた小林は4年目21歳。故障からの復帰を目指した2023年のウエスタン・リーグでは16試合79回1/3を投げたが、今季は18試合で18回2/3止まり。やはりこの日は厳し過ぎる結果となった。
打線は、前日の第1戦がわずか4安打、この日は9安打を放つも2点止まり。守っては内田湘大の2試合連続失策など計4エラー。どっちがプロか?と言われても仕方ない状況で、根本的に何かが変わらないと、光は見えてこないのかもしれない。
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