画像は笑顔の新井さん(資料写真より)
10月9日にひろスポ!がドコモdメニューニュースに配信したこの記事↓
10月10日午後3時30分現在のアクセスランキングは広島で4位(1~3位もひろスポ!記事)、山口では5位(1、3、4位も同)となっている。驚くべきは東京だ。相変わらず都民のみなさんはカープ好きのようだ。アクセスランキングは5位で1、3,4位もひろスポ!配信記事。どんだけ好きなん?という状況が、ひろスポ!が真っ先に「新井新監督」に触れた10月2日以来、続いている。
さて、上記記事にあるようにオリックスの水本ヘッドコーチが、果たしてネットで騒ぎになっているように新井新監督を補佐することになるのか?
答えは…
分かりません…
分からない時には素直にそう答えるしかない。新井カープでヘッドコーチ的な存在になるかもしれないし、ならないかもしれない???
少なくとも広島球団が「カープOB新井貴浩氏に来季からの監督を…」とHPにアップした10月7日以前の状況で言えば、水本復帰説は表面上は“皆無”だった。なぜわかるか?新井さんに極めて近い複数の関係者が「水本さんの話は聞いていませんね」と言っていたから、だ。
ただし、別の”ソース”(情報元)に触れたカープファンなどは「水本さんが戻ってくるんかね?」と早くから(ネットで)騒いでいた。
9月30日の京セラドーム。オリックスの能見が引退登板した日、試合後にはセレモニーがあった。その中で新井さんの動画メッセージも披露され、その中で能見に労いの言葉を送った新井さんは「そして、全然関係ないんですけど、水本コーチ、2年間お疲れさまでした」と新井節?を披露した。
確認はできていないが、水本ヘッドは「2年契約」らしく、故に広島時代に長らく苦楽を共にした水本ヘッドも労った“だけ”なのか、それとも“匂わせ”なのか…
その5日後にはAsagei plus(アサヒ芸能電子版)が「広島カープ“次の監督決定”秒読み!“アライさん”を支える“名参謀”入閣情報」のヘッドラインで、水本ヘッドコーチに白羽の矢が立てられた、と紹介したのである。
前回、ひろスポ!記事に掲載した時系列の出来事をもう一度、ここに貼り付ける。
9月23日 ひろスポ!が「広島のCSの道ほぼ閉ざされる」と報じる↓
9月25日 ヤクルトリーグ連覇、佐々岡監督辞任を決める。
9月26日 佐々岡監督、辞任を広島球団に伝える、※同日、広島の松田元オーナーが新井さんに監督就任要請、新井さんは時間が欲しいと答える。
9月27日 ひろスポ!が「鈴木誠也メジャー挑戦、秋山翔吾広島入りなど特ダネ報じてきたサンスポ、今度は阪神岡田監督の復帰の第一報…」のヘッドラインで、サンスポが新井新監督ネタも抜くかも?を記事内で匂わせる
9月30日 ひろスポ!が「マツダスタジアムそばで育った高津野球に屈した形の佐々岡カープ、今季限りあと2試合で終焉…「最後に見たい」「集大成とその意地を」と中国新聞が”炎”のラストエール!」のヘッドラインで高津ヤクルトに“完敗”した佐々岡監督について「佐々岡監督はあと2試合を戦い辞任を申し出るつもりだろう。」とその記事内で明記。↓
10月1日 日刊ゲンダイ(広島売りは2日)が「広島は5位終戦…いずれやってくる新井時代へ、野村、緒方、金本ら監督経験者待望論」のヘッドライン。※その時点でのかなり正確な記事内容をネットと紙媒体に掲載。
10月2日 中国新聞、スポニチの2紙が佐々岡監督辞任報道。ひろスポ!はそれを確認してから、一気に以下の5項目をアップした。
佐々岡監督辞任で次期監督は誰か?間違いなくカープレジェンドの中のひとり… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
特報!森下も大瀬良も「エース佐々岡」には追いつけなかった…スポニチと地元中国新聞の「佐々岡監督辞任」報道の裏側で… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
佐々岡監督の後任はカープレジェンド、トリプルスリーアニキの金本知憲氏がマツダスタジアムで指揮を執る日… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
佐々岡監督きょう10月2日のマツダスタジアムでカープファンにお別れ告げる、後任は誰?大本命は新井貴浩さんか… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
佐々岡監督辞任表明で次期監督探しが水面下で続いていた事実判明、次は緒方氏、金本氏、新井氏…それとも… | 【ひろスポ!】広島スポーツニュースメディア (hirospo.com)
同じく2日、佐々岡監督はシーズン最終戦でマツダスタジアムのファンに辞任を伝え最後のあいさつ。
10月3日 佐々岡監督、ラスト会見
同じく3日、ひろスポ!が「佐々岡監督、河田ヘッド相次いで辞任発表の広島、その4時間後に奇跡の優勝オリックスの水本ヘッドがもしも”佐々岡の球”を受け続けていたなら…」のヘッドラインの記事をアップする。↓
10月5日 Asagei plus(アサヒ芸能電子版)が「広島カープ“次の監督決定”秒読み!“アライさん”を支える“名参謀”入閣情報」のヘッドラインで、新井さんの新監督キマリで、ヘッドとしてオリックスリーグ連覇の“頭脳”でもある元広島二軍監督、水本ヘッドコーチに白羽の矢が立てられた、と紹介する。
10月6日 RONSPO(サンスポに近いネット、紙媒体)が「広島の次期監督有力候補はOB新井貴浩氏と“V3監督”緒方孝市氏の2人」のヘッドラインの記事をアップ。
10月7日 中国新聞、スポニチ、デイリースポーツが紙媒体とネットで「新井新監督」報道。広島球団もHPで「広島東洋カープOB新井貴浩氏に来季からの監督就任を要請し、受諾いただきましたのでお知らせいたします」と告知。
10月8日 日刊ゲンダイが「広島“いきなり”新井監督に尽きぬ不安…抜群の人気、知名度、人柄は何の足しにもならない…」のヘッドラインで10月1日に報じた内容の続きを記事内で展開。その論調や報じた内容にブレなし。
時系列は以上……
ネット上の情報は玉石混交。それを見抜く読者、視聴者の「眼力」の必要性はこの記事の冒頭に紹介した前回記事の中に記した。
言葉は悪いが「石」情報だったのが広島OB、弦本悠希氏(33)がネットに上げた“カープ新監督水本説”。予想が外れて大変だったようなこともネット上で紹介されている。
しかし、これは単なる外れ!ではなくて、ヘッド格での招聘を何かの拍子に新監督と間違えた(聞き違えた)可能性も考慮しないといけないかもしれない。
これも前回の記事で記したが、ひろスポ!にはデルタルハンター班が置かれている。
デルタルハンターとは、パソコン1台を武器にネット上のオープンソースからデーモン・プーチン(ひろスポ!造語)のような地上に存在する災いや巨悪の動きを正確に暴くデジタルハンターを模した(ダサい)造語である。広島市は三角州(デルタ)上に形成されており、デルタルハンターはネット上の情報と街中などで集めた情報を総合的に勘案してそれを記事にまとめる。
テレビ・新聞の情報は書き手、作り手のバイアスも含めていろいろなフィルターが存在する「二次情報」で、ネット情報になってくると単に人の書いたものをまとめただけのものもあるから三次、四次情報になり中身はどんどん劣化する。
だがデルタ(街中)で取材すれば様々な一次情報が入ってくる。
例えば新井さんは広島ローカルCMの契約をこの秋、解除したという際めて精度の高い情報がネオン街に落ちていた。ひろスポ!ではその“おいしい情報”から新井さんの新監督説を固めていったのである。(この項さらに続く)
(ひろスポ!デルタルハンター班&田辺一球)