広島の松田元オーナーがマツダスタジアムのグラウンドに緒方監督を訪ね激励した。野村前監督の時代にも同様のシーンは見られたが開幕から20戦を消化したこの時期というのは過去最速…。
ちなみに野村前監督の1年目、2010年に松田オーナーが指揮官とグラウンドで意見交換したのは7月3日のこと。 この時チームはシーズン半分の72試合を消化して29勝41敗2分の5位だった。
けっきょくこの年は野村前監督が「優勝」を明確な目標に掲げたにもかかわらず最終成績も58勝84敗2分、借金26の5位。投手三冠に輝いた前田健太以外に頼れる先発が見当たらず、4位ヤクルトまで15ゲーム差という惨敗に終わった。
広島はここまで20試合を消化して7勝13敗の6位だが、今季の緒方監督はその当時と比べると遥かに充実した先発陣を持ち駒として揃えており、しかも上位チームとの差もわずか。
「優勝候補」としての巻き返しへ弾みをつけるためにも5月、コイの季節へ向けての戦い方が重要になってくる。