EKICITY HIROSHIMA歩行者デッキに繋がるエスカレーター(3月28日撮影)
ひろスポ!では、JR広島駅からマツダスタジアムまでの動線について、2月以降だけでも2度、取り上げた。
マツダスタジアムへの「動線」に大型複合施設オープン、その駐車場出口は”交通の難所”「開かずの踏切」近くで人の流れどうなる?(2月11日掲載分)
hirospo.com/pickup/36299.html
カープ連日の3万人集客確実!、マツダスタジアムへの「動線」に大型複合施設オープン、で人の流れどうなる?(新サッカースタジアム取材班)(3月8日掲載分)hirospo.com/pickup/36630.html
高齢者の車が歩道橋を走り、歩道に突っ込む時代になった。車両と歩行者が輻輳するマツダスタジアムへの動線はいまだ多くの問題を抱えている。「今後も、事故が起こらない方がおかしい」(ファンの声)。昨春にはマツダスタジアムと目と鼻の先で、大きな人身事故が起きている。
広島市はこの動線に関して、3月24日に開催された広島市民球場運営協議会で次のように説明している。
広島駅とマツダスタジアムを結ぶ、通称カープロード。広島駅からCブロック再開発ビルの北側を通ります。試合の開始前、終了後に大勢の歩行者で混雑します。自動車とも交差し、非常に危険ですので車両の規制等で対応していますが、球場オープン当初から安全で快適な歩行者空間の確保が課題となっています。
そのため、この区間に歩行者道路の整備を順次進めています。昨年末、Cブロック再開発ビルが完成、平面部に両側に歩道を整備するとともに、ビルを道路から後退して建てる、セットバックにより歩行者空間を広げています。
JR広島駅側から見ると「セットバック」の様子がよく分かる
歩道幅4・6メートルを5メートルに広げ、セットバックの4メートルと合わせて9メートル確保できます。また、高架デッキ、幅員4メートル。そしてエスカレーター、階段。こちらが3月末共用開始予定です。
歩行者デッキからこの階段を降りたら目の前は愛宕の踏切になる、しかしこの階段、高齢者にはハード…
今後の整備予定は、愛宕踏切、線路を跨ぐ跨線橋、ここに接続する工事を関係者と協議中です。その先、球場まではJR土地取得に向けJR施設移転などを行い実設計を行う予定です。
愛宕踏切のところが一番混雑しますので、その上をデッキで跨いだあと、JRの用地を取得して歩道を整備します。
説明は以上
人の流れを少しでも分散させようと、急きょ始まった「広島駅南口Cブロックデッキエスカレーター設置工事」(仮称)は目標の「3月末」までに間に合わせようと現在、最後の整備が行われている。
この工事では、サンフレッチェ広島の経営母体である株式会社エディオンが「注文者」となっておいる。同社は4月14日、大型複合施設、EKICITY HIROSHIMA内にエディオン蔦屋家電をオープンするが、結果的にはエディオンがマツダスタジアムへの動線を”アシスト”した格好だ。
8年が経過しても整備が後手に回るマツダスタジアムへの動線問題は新サッカースタジアム建設へ向けても大いに参考にしたい。周辺のインフラが整っている場所にスタジアムを建設した方があとあとスムースにことが運ぶのは間違いない。
広島新サッカースタジアム取材班
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