揺れに揺れていた柳承辰氏(前コカ・コーラウエスト レッドスパークス監督)の女子日本代表監督解任問題に一定の方向性が示された。
この日、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)は女子日本代表監督解任の取り消しを求めていた柳氏の申し立てを棄却する裁定を下した。
この問題についてJSAAは一度、監督解任を行った日本ホッケー協会側のガバナンス欠如などを指摘して「解任取り消し」の裁定を下した。
JSAAは理事会ではなく一部の幹部による話し合い(業務執行理事会)で柳氏の解任を決めた点を問題視した。
その後、日本ホッケー協会では改めて正式な手続きを踏み、柳氏の監督解任を再度、確認した。
このため柳氏は再度、JSAAに解任の取り消しを求めていたが今回、申し立てが棄却されたことで問題は沈静化に向かう可能性が出てきた。