ジャカルタ・アジア大会は8月26日、陸上競技があり男子100メートル決勝で広島出身の山県亮太が自己ベストタイの10秒00をマークして銅メダルに輝いた。蘇炳添(中国)が9秒92の大会新記録で金メダル。
山県亮太とともに準決勝に進んだケンブリッジ飛鳥は決勝進出を逃した。
東京五輪ファイナリストの夢を目指して、山県亮太がアジア最高峰の戦いを経験した。準決勝は10秒10。アジア記録9秒91を持つ蘇炳添らを抑えて堂々のトップ通過を果たした。
決勝の走りは、悲願の9秒台に限りなく迫った。
山県の話「もっともっと9秒91という選手は先にいるかと思ったんですけど、案外近くに感じられたので得意なスタートに磨きをかけて今度は勝てるようにしたいです」
陸上トラック競技の記録は100分の1秒単位。しかし実際は1000分の1秒まで計測されて小数点以下3位は切り上げとなる。
決勝を走った3位の山県と2位のT・オグノデ(カタール)はともに10秒00。参考に発表されたタイムではT・オグノデが9秒995、山県は9秒997でその差は1秒の500分の1。山県はあと0秒007秒速ければ9秒990で9秒台突入…だった。