全員×毎回の15三振喫した広島打線はきょうのエスコンフィールド北海道で４完投３完封の金村尚真をどう攻略するか？

2025年06月15日: 編集部

画僧はカープファンも集結！のエスコンフィールド北海道

パ・リーグ首位の日本ハムとセ・リーグ首位争いを演じる広島。6月13日からエスコンフィールド北海道で始まった3連戦は、連日大いに盛り上がっている。

第１戦は広島先発の森下暢仁が10安打を浴びても２失点完投勝利。第２戦では広島先発の床田寛樹に3本のホームランを浴びせた日本ハムが５対０で快勝した。

迎えたきょう15日の第３戦。日本ハムは今季挙げた４勝全てで完投をマークしている金村尚真を先発マウンドに送る。広島打線vs金村尚真。以下、田辺一球広島魂｜note　記事よりこの試合の見どころを紹介する。

5完投3完封の床田寛樹が3発浴びた翌日の広島は、４完投３完封の金村尚真に挑む…日本ハム－広島３回戦（６月15日午後１時開始予定、エスコンフィールド北海道）

予告先発
広島・森翔平（４勝２敗、２・52）
日本ハム・金村尚真（４勝２敗、２・17）

第１戦で森下暢仁133球完投勝利、広島打線は相手のエース伊藤大海に大盛穂の一発など10安打を浴びせて七回途中KO。

きのう、このチャンネルで森下暢仁に続いて床田寛樹でも勝てる「可能性は高そう」と書いたが結果は真逆…

第2戦でたっぷりお返しされた。床田寛樹が３イニング連続被弾で5回４失点KO、打線は細野晴希を打てずスタメン全員×毎回の合計15三振を喫した。

特に被本塁打１本できていた床田寛樹にとっては厳し過ぎる内容になった。あれだけ簡単に柵越えされたら、強気の左腕もさすがにショックだろう。

エスコンフィールド北海道で広島に負け続けていた新庄剛志監督は一息つけたから、きょうは金村尚真を立ててノリノリで攻めてくる。一方、敗れた新井貴浩監督は試合後「こんな日もある」と床田寛樹を責めなかった。

阪神に、５試合連続の逆転負けで急ブレーキがかかっているが、その原因のひとつにおそらく藤川球児監督の立ち振る舞いがあるはずだ。“俺流”を貫くことで、当然プラス面、マイナス面が生じる。ヘッドコーチのいない阪神ベンチは、全権を有する指揮官しだいだ。

昨夜、押し出しサヨナラ負けした巨人もまた、阿部慎之助監督のベンチでのあの陰湿っぽい表情が選手のプレッシャーになっている。この２球団が自滅気味になり、広島、DeNA、中日に追い風が吹く今がチャンス！

なので、きょう投げる森翔平には期待したいところだが、森下暢仁に完投を許したとはいえ10安打を放ち、きのうも3発含む11安打の日本ハム打線を抑えるのは容易なことではない。

先週日曜日のマツダスタジアムで森翔平は西武打線を相手にプロ初完封！被安打７与四球１で奪三振８。二、三、四回に走者を出しながらも粘ったことで、途中からムダな力が抜けてストライク先行になった。

その時の感触をきょうどう生かすか？初回の立ち上がりからそのあたりのことが試される。

日本ハムの予告先発は岡山学芸館高－富士大－日本ハムの金村尚真。ここまで8試合に先発して４勝2敗だが、勝った試合はすべて完投しており、しかも3完封…

新庄剛志監督の方針が徹底しているから、なのだろう。日本ハムはここまでチーム全体で完封勝利は5度（3人）、完投勝利は11度（６人）で12球団トップの数字を維持している。ちなみに広島は床田寛樹が3完封５完投、森下暢仁が２完投、そして森翔平…

そんな日本ハムの完投・完封劇を引っ張るのが、開幕戦完封勝ちした金村尚真だ。

金村尚真の今季の成績
３月28日　西武（ベルーナ）9回105球6安打完封勝ち
４月５日　オリックス（エスコン）４回7安打５失点、負け投手
4月12日　西武（エスコン）６回5安打無失点、勝ち負けつかず
４月20日　オリックス（京セラ）9回118球５安打完封勝ち
４月27日　ロッテ（エスコン）6回9安打5失点、負け投手
５月9日　楽天（エスコン）９回116球7安打１失点、勝ち投手
５月23日　楽天（楽天モバ）９回104球５安打完封勝ち
6月8日　DeNA（横浜スタ）６回5安打３失点、勝ち負けつかず

特筆すべきは完投・完封試合の球数の少なさ。要するにストライク先行で、常時完投、完封を見据えていることになる。前回の横浜スタジアムでは二回、先頭の筒香嘉智に中越えソロを運ばれると、六回には二死無走者から佐野恵太、牧秀悟に連続弾を許すという特殊なケースになった。当然きょうはいっそうネジを巻いて本拠地のマウンドに上がるはずだ。

きのうスタメンの9人だけで戦った広島は、出番のなかった大盛穂、田中広輔をスタメンに組み込み、どうやってこの難敵を攻略するか。試合開始は午後１時、早めにスタジアムグルメを食して観戦準備といきたい。

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「ひろスポ！」で動きをつかみ「広島魂」でカープを深く識る－
広島スポーツ情報サイト「ひろスポ！」と情報共有の＜田辺一球広島魂note ＞は、中国放送２０００年開始の「RCCカープ」（現在の「カーチカチ！」）内「記者一球」から日々の更新が続き、全国のカープファンに愛され連載１万回まであと少し…
田辺一球広島魂｜note

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