画像はエスコンフィールド北海道
6月15日 ●7-8日本ハム(エスコンフィールド北海道)
広 島 100 006 000 0 ・7
日本ハム 000 001 042 1x ・8
広島通算61試合30勝29敗2分け(首位阪神まで3・5差、3位変わらず)
13時開始・3時間42分、33,191人
相手先発 金村尚真5回0/3、6安打4失点
広島本塁打 -
日本ハム本塁打 水谷瞬3号ソロ、田宮裕涼2号ソロ
広島スタメン
一番センター大盛穂
二番サード田中広輔
三番レフトファビアン
四番ファーストモンテロ
五番セカンド小園海斗
六番DH坂倉将吾
七番ライト末包昇大
八番ショート矢野雅哉
九番キャッチャー石原貴規
ピッチャー森翔平7回1/3、98球8安打4失点(自責4)
中崎翔太
H森浦大輔
●栗林良吏(24試合1勝1敗8S)
「強い広島さん」(第2戦試合後の新庄剛志監督)には、どうやらスキがたくさんあったようだ。土・日デーゲームのエスコンフィールド北海道には今季初の2日連続3万3000人越えとなるファンが集まった。埋め尽くされたスタンドにとっても、あまりにも劇的なエンディングになった。延長十回、途中出場した田宮裕涼の2号サヨナラホームラン…
打たれた栗林良吏は、その立ち位置が微妙になりつつある。5月半ばからハーンと守護神の仕事をシェアしてきたが、この日はいきなりの3ボールからストライクひとつ取ったあと「真っすぐを狙っていました」というヒーローにフルスイングされた。
六回表までは広島ペースだった。今季挙げた4勝全てを完投をマークしてきた金村尚真の立ち上がりを攻め先制した。初回だけで35球も投げさせた。
六回にはファビアン、モンテロの連続二塁打で加点、続く小園海斗も高目を巧くセンター前に弾き返して、ベンチの新庄剛志監督に継投策を決断させた。
その後も坂倉将吾、末包昇大に二塁打が出てこれで5連打。矢野雅哉の送りバントを挟みさらに連打するなどして打者11人の猛攻でこの回6点…
ワンサイドになりかけたその裏、先発の森翔平が水谷瞬にバックスクリーンに持っていかれた。初回、失点に繋がる守備のミスをしていた相手に汚名返上の機会を与えただけでなく、この一発が日本ハム打線の導火線に火を点けた。
迎えた八回、森翔平は一番水谷瞬以下に3連打され満塁のピンチでレイエスに犠飛を上げられたところで交代を告げられた。だが、時すでに遅し。広島ベンチは中崎翔太、森浦大輔をつぎ込みながら計4点を返されて7対5になった。さらに九回のハーンも五十幡亮汰に9球粘られ四球を与えるなどしてピンチを招き、レイエスに同点タイムリーを浴びたのである。
勝てる試合を落とした新井貴浩監督は「自分のミス」と言い、八回の継投について反省の言葉を口にした。7対0となった時点で森翔平にも広島ベンチにも、わすかでも安心感があったとすれば、それが命取りになったことになる。(ひろスポ!取材班&田辺一球)