快適ナイトゲーム二軍戦で広島・佐藤柳之助、阪神・門別啓人がナイスピッチング…照明設備のない広島・由宇練習場ではこうはならない…

2025年06月18日: 編集部

画像は佐藤柳之助

6月18日に日鉄鋼板ＳＧＬスタジアム尼崎であったナイトゲーム、ウエスタン・リーグ、阪神－広島戦で手に汗握る投手戦が展開された。特に広島先発の佐藤柳之助は九回一死までノーヒットノーランだった。

今年3月に阪神二軍本拠地として開業した同スタジアムは照明設備もありナイトゲームが可能。阪神は倉敷マスカットスタジアムであった17日の主催ゲームも午後６時プレーボールとして5,000人以上の観客を集めた。

酷暑が当たり前の日本の夏を迎えるにあたり、選手にもファンにも過分な負担をかけないこのような措置は当然と言える。しかし広島の二軍本拠地、由宇練習場には照明設備がなく、猛烈な暑さが毎年、選手の体力を奪っている。

以下、田辺一球広島魂｜note　よりウエスタン・リーグ試合結果を引用する。

ウエスタン・リーグ△０－０阪神（延長10回タイブレーク）（６月18日、SGL尼崎） 61試合27勝30敗４分け
広島　０００　０００　０００　０・０
阪神　０００　０００　０００　０・０

広島スタメン　打安点　今季通算打率
センター中村健人４の１　・295
セカンド前川誠太４の０　・302
レフト林晃汰３の１　・301
ファースト仲田侑仁３の０　・212
ショート二俣翔一４の０　・195
サードラミレス４の１　・186
DH宇草孔基３の０　・200
ライト久保修３の０　・214
キャッチャー持丸泰輝３の０　・098
ピッチャー佐藤柳之助

広島投手成績
佐藤柳之助９回２安打無失点
滝田一希１回０安打無失点

まず最初に押さえておきたいのが、前日の倉敷マスカットスタジアムに続いてこの日の阪神主催ゲームも午後6時からのナイトゲームだったこと。照明設備のない由宇練習場では逆立ちしてもできない芸当だが、今の時代には当然の対応策だ。それがファンサービスにも直結する。

結果、両先発投手が素晴らしい投げ合いを演じた。

佐藤柳之助９回124球２安打５三振２四球
門別啓人８回102球３安打12三振無四球

しかも佐藤柳之助は九回一死までノーヒットノーランだった。許したヒットは一番井坪陽生の左二塁打（林晃汰スライディングキャッチ及ばず）とこの回、二死からの佐野大陽の右前打だけ（ライト久保修ナイスバックホームで無理してホームに突っ込んだ井坪陽生タッチアウト）。

ルーキー左腕は序盤から少ない球数でアウトを重ね、高低に意識して投じた真っすぐとスプリット、チェンジアップでテンポのいい投球を続けた。六回までに５度、３ボールになる場面もあったが苦しい局面での真っすぐも良かった。

七回には9球粘られたアスナエスには四球を与えたが、佐野大陽、小野寺暖の三、四番を5球で抑え込み、八回、2つ目の四球による一死一塁も踏ん張った。

ただ、そんな奮投を援護したい打線は門別啓人の低目のスライダー、フォークに手こずり12三振。スタメンでただひとり、三振をしなかった前川誠太も４の０で、打率・302とかつての高打率も３割ギリギリ…となった。

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「ひろスポ！」で動きをつかみ「広島魂」でカープを深く識る－
広島スポーツ情報サイト「ひろスポ！」と情報共有の＜田辺一球広島魂note ＞は、中国放送２０００年開始の「RCCカープ」（現在の「カーチカチ！」）内「記者一球」から日々の更新が続き、全国のカープファンに愛され連載１万回まであと少し…
田辺一球広島魂｜note

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