明治安田生命J1リー第2ステージ第12節(9月17日、ベストアメニティスタジアム)
サンフレッチェ広島はアウェーでサガン鳥栖と対戦、3-2で逃げ切り第2ステージ勝ち点20に到達した。
前半34分、塩谷の35メートルシュートで先制したサンフレッチェ広島は後半12分にウタカ、17分には茶島が決めて3-0と相手を圧倒…
…するはずがここから今季の課題がまたしても浮き彫りになり、後半32分には3-2と1点差まで詰め寄られたがそこからは何とか踏ん張った。
J1は残り5節。今後のサンフレッチェ広島の相手を見ると…
9月25日 浦和レッズ、アウェー
10月1日 FC東京、ホーム
10月22日 川崎フロンターレ、アウェー
10月29日 アビスパ福岡、ホーム
11月3日 アルビレックス新潟、アウェー
…となっている。
サンフレッチェ広島は第2ステージ8位で大宮アルディージャに0-1負けした前節と変わらず。その上は…
7位・勝ち点21のサガン鳥栖
6位・勝ち点23の柏レイソル
5位・勝ち点23のヴィッセル神戸
4位・勝ち点23の横浜F・マリノス
3位・勝ち点25の川崎フロンターレ
2位・勝ち点26のガンバ大阪
1位・勝ち点28の浦和レッズ
…という状況。
一方、3位以内がチャンピオンシップに出場する年間順位で、サンフレッチェ広島は勝ち点49の5位。こちらは…
4位・勝ち点50のガンバ大阪
3位・勝ち点56の鹿島アントラーズ
2位・勝ち点61の浦和レッズ
1位・勝ち点63の川崎フロンターレ
…となっている。
風間監督の川崎フロンターレは第2ステージで18クラブ最多の27得点を積み重ね勢いがある。今節、勝てば年間3位以内が確定していたが、大宮アルディージャに2-3で競り負けて足踏み。同時に第2ステージ首位からも陥落した。
年間2位の浦和レッズはFC東京を3-1で下し2連勝で第2ステージ首位に浮上した。年間3位で第1ステージ優勝の鹿島アントラーズも前節完封負けの反動を抑え込み、ジュビロ磐田に3-0で快勝。年間4位のガンバ大阪はグランパス名古屋を3-1で退け3連勝、第2ステージ2位に浮上して浦和レッズの背後にぴったりとつけている。
これらの状況を考えた場合、サンフレッチェ広島が2年連続でチャンピオンシップに臨むためにはガンバ大阪、さらには「監督休養問題」余波が考えられる鹿島アントラーズを年間順位で抜き去るしかない。
この両クラブとの対戦はすでに終わっている一方で、まだ浦和レッズ、川崎フロンターレとの対戦を残している。
鹿島アントラーズの次節以降の対戦相手は、アルビレックス新潟、大宮アルディージャ、FC東京、川崎フロンターレ、ヴィッセル神戸。
昨季の年間順位を見てみると3位ガンバ大阪の勝ち点は63。鹿島アントラーズとの勝ち点差は7。机上の計算では、ここまで勝ち点49を積み上げたサンフレッチェ広島の”チャンピオンシップ出場の可能性”は「残り5戦全勝のみ」となるが果たして…