サンフレッチェ広島がJ1第30節、アウェーの清水エスパルス戦に3-1で快勝した。しかし、首位の浦和レッズが執念の引き分けに持ち込み勝ち点を58としたため、勝ち点45の広島は残り4戦で勝ち点12を積み上げても勝ち点57で、J1での3連覇の夢は完全に消えた。
前半28分、広島はハーフウェーライン付近右サイドから塩谷がゴール左に張る佐藤寿人にロングフィード。佐藤寿人の折り返しを石原が押し込み、シンプルな形で先制点をもぎ取った。
38分には左サイドでキープした佐藤寿人が山岸にショートパス。ファーポストに飛び込んだ石原が山岸のクロスを頭で合わせて10点目のゴールを決めた。
さらに後半20分、青山のサイドチェンジを右サイドの柏がゴール前へ供給。佐藤寿人が飛び込み、相手GKのクリアが寿人の体に当たってそのままゴールへ。佐藤寿人はJリーグ11年連続二けた得点で昨季、自身が造った10年連続のJ快記録をまた更新した。
佐藤寿人は今季、第6節の名古屋戦(豊田スタジアム)で2得点を記録してこの時点で4得点。しかしその後は8試合ノーゴールで、15節の大宮アルディージャ戦(NACK5スタジアム大宮)、16節の柏レイソル戦(エディオンスタジアム広島)で計3得点をマークしたあとベンチ入りメンバーから外れたりベンチスタートも経験し、11試合連続無得点のあと10月28日のホームでの名古屋グランパス戦でゴールして輝きを取り戻し、一気の3戦連続ゴールで大台に乗せた。