画像はベンチ内で四番の心得を鈴木誠也に伝授する新井貴浩(当時)
みんなもう忘れているのだろう…
鈴木誠也に“主砲の心得”を伝授したのはかつての広島の主砲、新井貴浩監督だった、ということを…こんな話をしたくはないが、わかりやすいから敢えて言わせてもらう。今季の広島打線に鈴木誠也がいたなら90打点プラスでCS圏内だったろう。
鈴木誠也は現地時間9月28日、本拠地シカゴで行われたカーディナルス戦で4試合連続5発目となる32号ホームランを放った。一時期、酷評されていたそのバットは、プレーオフを控えて黄金バットと化したことになる。
日本人選手の30発越えは松井秀喜さん(2004年31本)と大谷翔平に続く3人目だが、右打者では初めて。しかも103打点は大谷翔平の102打点(55本塁打)をも上回った。
大リーグ4年目で自己最多となるホームラン数と打点をマークした鈴木誠也。その強みは自らの探求心で新たな環境にアジャストしていくところにある。
彼は広島入団1年目からそうだった。
何でこんな話をするか?と言えば、鈴木誠也が高卒からの叩き上げであり、広島の空の下、広島の空気と水の中で逞しく成長した、という過去を持つからだ。2017年シーズン途中から新井貴浩監督に代わって四番を打ち、そして2018年には30発94打点で広島の3年連続リーグ優勝をけん引した。その打撃は“トラウト打法”を経由して進化を続け、7年後の今年、別次元でまた30発を越えてみせた。
ところでカープファンは最近の新井カープをボロカスに言ってるようだが(もちろん、そうでない方も大勢いるが、やはりネット上の罵詈雑言が目立つので…)、悪いのは誰なのか?をこの場で明らかにしておきたい。
先に答えを言う、悪いのは編成を怠り、ドラフト指名でミスを重ね(すでにひろスポ!で紹介済、森下翔太を取らなかったから、こうなった)、大きく育つ素材を集めてこなかった球団サイドにある。いくら現場ががんばったところで、小園海斗のように大きく羽ばたこうとする素材が少ないと打つ手も限られてくる。
この件に関しては9月20日に東スポが配信した以下の記事が適格に指摘している。広島のマスメディアでは決して書かない内容だが、こっちの方がよほどファンのためになる。謝金地獄にあって、まだそこから目を逸らすような報道は、いい加減止めた方がいい。ネット全盛時代の視聴者はそのウソを容易く見抜く。だから視聴率が取れなくなる。
【広島】新井監督はチャンス与えたが…この2年で新レギュラー〝ゼロ〟の苦境(東スポWEB) – Yahoo!ニュース
話を戻すと、鈴木誠也らが中心となって大暴れした2018年シーズンの広島打線の得点能力は、チーム防御率4点台のディフェンスの甘さを補ってなお有り余るものになっていた。その内訳は次のようなものだった。
曾澤翼13発42打点
バティスタ25発55打点
田中広輔10発60打点
菊池涼介13発60打点
松山竜平12発74打点
丸佳浩39発97打点
鈴木誠也30発94打点
今季の二桁本塁打はファビアン17発と末包昇大11発のふたりだけ。打点もチームトップがファビアンの65、2位が末包昇大の62って、その程度じゃ2018年のタナキク水準にしかならない。
上記の6人の内訳は高卒組が曾澤翼、丸佳浩、鈴木誠也。大卒・社会人組が田中広輔、菊池涼介、松山竜平。そこにバティスタも加わるという極めてバランスのいい構成になっている。今季の阪神スタメンといっしょ、そう編成の勝利!、という訳だ。
しかも松山竜平(4位指名)を除き、いずれも3位指名以上であることからも、当時の編成担当者の眼力の鋭さがうかがえる。ちなみに目下、打撃三冠に挑戦中の小園海斗もドラ1だ。そういう意味では新井貴浩監督が佐々木泰に三番や四番を打たせる策は理に適っているし、高卒3年目のドラフト2位内野手、内田湘大にも“その血”が流れているはずだ。もちろん、今季、シリコンリングの力で飛躍しつつあるドラ1指名から8年目の中村奨成にも…
以下、今のチームの”出力“が、リーグ3連覇した時と比べていかに劣っているかを年度別に列挙しておく。みんな覚えているだろう。柵越え連発と連打や足技、相手が倒れてもまだ殴りつけるような、スタンドを熱狂させたあの頃の見事な攻めっぷりを…
緒方孝市監督2、3,4年目
2016年優勝 貯金37 打率・272 防御率3・20 153本塁打 684得点497失点
2017年優勝 貯金37 打率・273 防御率3・39 152本塁打 736得点540失点
2018年優勝 貯金23 打率・262 防御率4・12 175本塁打 721得点651失点
佐々岡真司監督(2020年からのコロナ禍を経て)最終年3年目
2022年5位 借金8 打率・257 防御率3・54 91本塁打 552得点544失点
新井貴浩監督(2025年は残り2試合)
2023年2位 貯金9 打率・246 防御率3・20 96本塁打 493得点508失点
2024年4位 借金2 打率・238 防御率2・62 52本塁打 415得点419失点
2025年?位 借金18 打率・246 防御率3・18 71本塁打 439得点488失点
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2025年07月20日
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