ハンドボール女子のおりひめジャパンはリオデジャネイロ五輪アジア予選最終日の10月25日、愛知県体育館で宿敵韓国と対戦し21-35で完敗、1976年のモントリオール以来40年ぶりの五輪出場を決めることができなかった。日本は3勝1敗で2位。韓国は4戦全勝で五輪切符を手にした。
国内開催の地の利を活かし、4000人を超えるスタンドの応援を背に必勝を期した日本。その大一番は、韓国相手に立ち上がりに隙を見せたことが致命傷になった。
試合開始早々に先制され2分までに0-2、試合開始8分で5点のビハインドとあっという間に主導権を握られた。
それでも広島メイプルレッズから唯一、代表入りしている松村杏里の速攻が決まるなどして日本も反撃。しかし前半を11-17の6点差で折り返すと後半はさらに点差を広げられた。松村は後半27分に日本最後の得点を決めるなど攻め続けた。
日本来年3月にある世界選手権に望みを繋ぐが、強豪相手に勝ち抜くことは至難の技でリオへの道には赤信号が灯った。