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2018年01月01日
編集部

ナイキ仕込みのマーケティング、ブランド戦略で県内外に紫の新風を!(Ⅳ)セレッソ大阪の天皇杯優勝で2018年幕開け…サンフレッチェ広島はユース再構築急ぐ

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山本拓也社長
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    飛翔会

  • 2

    ダグ

  • レッドヘルメット

山本拓也社長(左手前)と久保会長(左奥)で2018年、紫の新風を吹かせることができるか!(トップ画像は2017年12月25日の会見より)

ナイキ仕込みのマーケティング、ブランド戦略で県内外に紫の新風を!(Ⅳ)

第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝が1月1日に行われた。試合は延長戦の末、セレッソ大阪が2-1で横浜F・マリノスを振り切り、YBCルヴァンカップと天皇杯の二冠を達成して2017シーズンを締めくくった。

セレッソ大阪のユン・ジョンファン監督は、就任1年目でクラブに初タイトルと2つ目のタイトルをもたらした。しかもJ2のプレーオフからJ1に昇格していきなりの快挙、である。

 

ひろスポ!連載中の…

ナイキ仕込みのマーケティング、ブランド戦略で県内外に紫の新風を!(Ⅱ)サンフレッチェ広島の山本拓也新社長、目指すは「アスレティック・ビルバオ(2017年12月26日掲載)
hirospo.com/pickup/43442.html

…でセレッソ大阪についても少し触れた。その内容は次のようなものだった。

以下引用部分

浦和レッズは、今季J1リーグ戦の1試合平均でJリーグ最多の3万2542人を集め、Jで唯一の3万超えを果たした。
それに通続くのは城福監督の古巣、FC東京で2万6490人。
3位は横浜F・マリノスで2万4766人。
4位はガンバ大阪で2万2277。
ガンバ大阪の平均値がサンフレッチェ広島のMAXという状況だ。

今季、J1で1試合平均2万越えは計8クラブだった。ガンバ大阪ユースに続くのは…
川崎フロンターレで2万2112人、
J2降格となったアルビレックス新潟が2万2034人、
7位はセレッソ大阪は2万970人、
最終節で連覇を逃した鹿島アントラーズが8位で2万467人。

サンフレッチェ広島の今季平均は1万4,042人。

その”格差”が埋まられないままクラブは今年で25周年を迎え、そして山本社長を迎えることになった。

今季の集客数とリーグ戦順位の関係を見ていくと集客数の多い順に…

浦和レッズ…7位
FC東京…13位
横浜F・マリノス…5位
ガンバ大阪…10位
川崎フロンターレ…1位
アルビレックス新潟…17位
セレッソ大阪…3位
鹿島アントラーズ…2位

セレッソ大阪はルヴァン杯で優勝し、天皇杯も決勝まで進んで横浜F・マリノスと対戦することが決まっている。

こうして見てみるとA・ビルバオ方式に倣っているのは、浦和レッズ、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、セレッソ大阪、鹿島アントラーズということになる。

引用は以上

そしてセレッソ大阪は見事、二冠に輝いた。まだある。「第41回全日本少年サッカー大会」においてもセレッソ大阪U-12が優勝した。さらに、なでしこリーグ2部のセレッソ大阪堺レディースも2位となり1部・2部入れ替え戦で、ちふれASエルフェン埼玉を倒し1部昇格を決めた。ともに2017年12月の話だ。セレッソ大阪には文字通り盆と正月が一緒に来たような騒ぎ!?になった。

早い話、サンフレッチェ広島はセレッソ大阪に負けないような組織をもう一度「ゼロから」(久保允誉会長&足立修強化部長)構築していくことになる。

そのためにはサンフレッチェ広島の強さの”心臓部”とも言える、ユース組織の再強化が必要不可欠となる。

2017年12月31日をもってサンフレッチェ広島をあとにしたサンフレッチェ広島前社長の織田秀和氏は「森崎兄弟の存在なしにユースは語れない、ふたりのおかげで優秀な人材が広島まで足を運ぶようになった」と常々話していた。

織田氏がサンフレッチェ広島で強化部長に就任したのは2001年でちょうど森崎兄弟のデビューと重なった。翌2002年、チームはJ2降格となったが「育成のサンフレッチェ広島」は2002年からユースを率いた森山佳郎監督(現U-16日本代表監督)の下で着実に力を蓄えた。芽が育ち、花が開き、4年で3度のJ1優勝という実をつけた。

就任会見の席で山本拓也社長は「育成型クラブ」について尋ねられ、次のように答えた。この答えを今回の連載の締めの言葉とする。

「ユースに関してはプレミアリーグWESTで、得失点1差で優勝できませんでしたがそれでも全国屈指の力を兼ね備えていると思ってします。しかし過去で言えば槙野選手、柏木選手、高萩選手のように日本代表にのし上がっていくような選手がいました。それがちょっと少ないのかなと感じているところはあります」

「ですからアカデミーもユース年代をきちんと育てて、そして育てて終わりじゃなくてその選手が本当にプロで通用するのか、そこまできちんと考えて育てられるか。そのためにはトップチームを統括している強化部と密な連携をとって、選手を取る時にはどういう選手がいいのかですとか、どういう風に育てていくとトッププロになれるのかというところまで、密な統制をとっていきたいと考えています」

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