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2018年07月30日
編集部編集部

特報!基町住民説明会の議事録、1カ月後やっと住民側へ、そこで見えてきたサッカースタジアム中央公園案の限界…

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基町
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トップ画像は基町高層アパート群を象徴する風景、確かにスタジアムがどうこう、という問題ではなくて、マチナカ限界集落化したこのエリアに対して、立ち遅れている活性化策は待ったなし、の状況だ

 

広島のサッカースタジアム建設問題でカギを握る「中央公園案」が予想通り、袋小路に見事、はまったかっこうになった。これまで散々、危惧する点を紹介してきたし、別の機会にも触れるが、スタート時から”怪しげな話”は、こうしてほどなく行き詰まる。

「早期建設」のはずが、2005年夏の「新球場(マツダスタジアム)貨物ヤード跡地(現マツダスタジアム敷地)新設」決定以来、まる13年間も何ら形になっていない広島の新たな舞台装置、複合・多機能型マチナカスタジアム。

旧広島市民球場跡地、広島みなと公園の2候補地を残しながら「第3の候補地」として「新たに比較検討する」とされた中央公園。この公園を生活の一部とする基町地区住民約250人に対して、広島県、広島市、広島商工会議所の担当者が説明会を開催したのは6月24日のことだった。

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www.nikkei.com/article/DGXMZO32209070V20C18A6LC0000/

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なお、この説明会の後半には住民側の質疑に担当者が応えた。日経の上記記事によれば15人の住民が質問に立ち、賛成者から、基町ショッピングセンターの繁栄につながるように、との要望が出されたとある。基町高層アパート群の間近に計画されるスタジアム案について15人中、大いに賛同する声はこの1名だけだった。

ただ、これまでの地元住民代表者への説明会の中で、スタジアム建設の先頭に立つ広島市文化スポーツ部の杉山朗部長は、住民の安全などを考慮してスタジアムへの観客を基町アパート群の敷地内にはいっさい入れないよう規制する、と明言しており、この賛同者の要望と期待は残念ながら的外れ、ということになる。

その他14人の質問や要望内容は多岐に渡り(そのうちの1名の方の声は上記、ひろスポ!関連記事にて紹介済み)、実はこの説明会のあと、基町地区住民側から、広島市などに対して「この説明会の議事録をなるべく早く持ってきて欲しい」という要望が出されていた。

 

7月22日、高層アパートのそれぞれの自治会長が集まる基町連合自治会が開催され、その場に広島市、県、広島商工会議所の担当者が6・24説明会議事録を持ち込んだ。

住民から問題提起してもらい、こちらは時間をかけずに答えることで、結果として完成までの時間は短くなる」(7月5日、松井市長会見)はずが、議事録提出だけで1カ月?3日でできる。

議事録を受け取った基町住民側からは「スタジアムの話と街作りの話とは別々の窓口を設けて交渉を進める」(基町の明日を考える会・徳弘親利会長)ことが確認された。

6月24日の住民説明会でも「スタジアム問題と町作りは別問題」という声が次々に上がっていた。

実際、谷史郎副市長は説明会の冒頭で次のようにあいさつした。

こうした市側の考えと基町住民の思いは一致しており、説明会のあと実際、広島市側はこれまでの市民局文化スポーツ部以外に、都市整備局住宅部住宅整備課や中区役所市民部地域起こし推進課、同建設部建築課の担当者と基町住民側のパイプを密にした。

ただし「基町は交換条件には応じない、スタジアム建設には一枚岩で反対している、それは最初に中央公園が建設候補地にされた時から一貫しており、今後変わりようはない」(徳弘会長)という基町住民側の考え方は、現状においては何ら変化が見られない。

また先の説明会では住民側発言者の中から何度も「基町だけの問題ではない、広島市民全体の声を聞くべきだ」との声が上がっていた。

例えば広島市よりずいぶん遅れてサッカースタジアム建設構想が持ち上がった北九州市は市民に向けて、ていねいな説明会を幾度となく開催し、あっという間に広島市を追い抜き新スタジアムを恐らく限りなく最短に近い期間で完成させた。

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話をまとめると、中央公園をスタジアム建設候補地に是が非でも加えたい(ただし「加えたい」は表向きの話、何度もひろスポ!で報じたようにすでに広島みなと公園は建設候補地から脱落、旧広島市民球場跡地はサンフレッチェ広島や広島市民の多くが希望するにもかかわらず”見えざる手”によりスタジアム建設候補地から除外)広島市・県・広島商工会議所側の意向に対して、基町住民側は”何がどうなろうと一貫してNO”という構図となる。

さらにこの両者の関係だけをクローズアップする今のやり方では、広島市民・県民・サンフレッチェサポーターや”一大勢力”の県内サッカー協会登録者の声やニーズが、ほとんど考慮されていない。よって、また別のところから、別の声が上がることが予想される。

付け加えるなら、この基町地区住民とのやり取りと並行して7月4日に開催された、広島市議会都市活性化対策特別委員会でのやり取りを俯瞰しても各委員の言っていることはてんでバラバラ…

スタジアム早期実現のリーダー役である松井市長はいぜん、自分がどうしたいか、という姿勢を見せることなく、7月5日の会見でも「完全合意できても、完全まで5年くらいかかる」と、まるで他人事…

この状況を袋小路と言わずして、なんと表現すればいいのだろうか…。

ひろスタ!特命取材班

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