サンフレッチェ広島が3月13日、久保允誉会長の3月3日「記者会見後の反響について」というビデオレターを新たにアップした。
ビデオレター
www.sanfrecce.co.jp/peace_stadium/
その中で久保会長はJリーグの村井満チェアマンから賛同の声が届いたことや、サポーター、関係者から直接、激励の声が寄せられたことを伝えている。
また、旧広島市民球場跡地へのスタジアム建設へ向け、市・県・国の税金を使わないことが最大の特徴となる民間主導型で、地元企業からの資金調達について「マツダ」の名を挙げ、実現性の高さを暗にほのめかしている。
ビデオレターの要旨は次のとおり。
・3月3日以降、Jリーグの村井チェアマンから大いに賛同し精いっぱいサポートする、という声をいただいた。
・直接、手紙や電話で応援する声もたくさん届いた。勇気づけられた、涙もしました、といただいた。
・寄付についても個人、企業から「そういう考えなら大いに賛同し強力する」との電話、メールもあった。
・3月3日の提案のポイントについて。広島みなと公園での建設は180億円かかる。マツダスタジアム建設の案(実例)を参考に、県や市がマツダスタジアムにどのような形で資金を拠出したかも参考にしながら検討した。その結果、95億円以上の借入になり、採算に合わないというスキームになった。
湯崎知事は「サンフレッチェ広島が言っていることは少し誤解があるのではないか」ということですが、サンフレッチェ広島が赤字に陥らないスキームを組むと、マツダスタジアムへ県・市が拠出した費用の、役倍出しても赤字の試算でとてものめるものではない。そこで吹田スタジアムの案も検討して民間でいけないかと検討した。
・その結果、25000人から27000規模で、旧広島市民球場跡地での建設についてその費用をゼネコン等に相談し大枠を出してもらうと140億円弱で建設できる、となった。
・toto や借入金、エディオン、マツダを含む地元企業や、みなさんのたる募金でいける、というスキームができたので3月3日に報告した。
・県市国の税金を使わないことが一番のポイント。民間でこのスタジアムを造っていきます。
ビデオレターの要旨は以上。
なお、広島市議会だけを見ても「現状では広島市が借金してまでスタジアム建設資金を投入する余裕はいっさいない」の声が今まさにあがっている。
広島新サッカースタジアム取材班