昨年12月に旧広島市民球場跡地であったサンフレッチェ広島の優勝報告会、ここで4者が存分に討論したらどうか?1対3の”対戦”ゆえにホームの地の利が必要…
サンフレッチェ広島の久保允誉会長が3月17日、サンフレッチェ広島のホームページでの動画を更新、その中で3者会談メンバー3者との「4者会談」を申し出たことを明かした。4者会談開催日程はまだ決まっていない。
それなら、それこそサンフレ千葉選手会長が「スタジアム建設予定地にようこそ!」と昨年の優勝報告会でも叫んだ、旧広島市民球場跡地にステージを作り、市民を集めて公開討論でもしたらどうか?
それが無理でも広島国際会議場などを使い、多くの市民らの見守る中で思う存分それぞれの立場での意見を主張すればいい。
もちろんジャッジを下すのは市民やサポーターだ。いや場合によっては市民らからのレッドカード、一発退場を出される者も出てくるかもしれない…。
新たな久保会長のビデオレターでの要旨は次のとおり。
・多くの励ましの声、さまざまなスタジアムへのオリジナル提案も届き目頭が熱くなる。
・独自案実現への思いをいっそう強くしている。
・資金調達、駐車場の面だけ見ても広島みなと公園案はマイナス要素ばかり。
・そもそもサッカースタジアム検討協議会では、資金調達にぜんぜん触れられていないし、今分かっているのは広島みなと公園はtotoの助成金の30億円しか決まっていない。今から資金調達をどうしていくか?を決めることになる。
・駐車場は最低でも3000台必要、広島みなと公園併設は400台で残りのうち1000台は広島マリーナホップに1000台確保して船舶輸送で2000人とも3000人ともいう人を動かす計画。しかも費用はサンフレッチェ広島持ち。現実的に考えて非常に疑問。
・広電電車輸送もそう。1分半間隔で出すというが、一般の乗客は(途中の電停も含めて)電車使えない、1時間で6000人も運ぶ計画だが、信号の多い市内中心部で大変な混雑になり、試算では広島駅と宇品間は1時間半かかる、エディオンスタジアム広島以上に不便になる。高齢化社会にあって公共施設は中心というのが世の流れ、県市は逆流、と危惧する。
・サッカースタジアム検討協議会の議論の中で3万人の数字が出てそれを前提に3者会談は話を進めているが、同協議会委員の小谷野(社長、当時)も含め当初、一度も承服していない。あたかも決定事項とされ大変遺憾。
・議事録もなく委員の署名、捺印もない同協議会の議事録を前提とされるのは遺憾。
・3万人規模としたせいで、旧広島市民球場跡地での建設の際には、 掘り下げ費用がどんどん膨らむような発表とそれを受けてのこれまでの報道は議論を歪曲している。
・先日、こうした疑問点をまとめ4者会談を申し出た。我々の スタジアム提案と疑問点を誠心誠意ぶつけたい。
広島新サッカースタジアム取材班