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2018年11月06日
編集部

それ見たことかの声…日本ハム新球場ボールパーク”発進”、広島はその当時サッカースタジアムは「広島みなと公園優位」の致命的ミスジャッジ!

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札幌ドーム
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日本ハムが転出することで、地元は激震に襲われたが、すべてはあとの祭り、となった札幌ドーム(トップ画像)

 

北海道日本ハムファイターズ北海道ボールパーク(HBP)は11月5日、日本シリーズが終了したこのタイミングで新球場についての会見を札幌市内で行った。

新球場は仮称・北海道ボールパーク。2023年3月開業予定で建設費用はおよそ600億円。

設計と施工は、世界14社8グループによるコンペを勝ち抜いた大林組と米国を拠点とするHKS。HKSは今回が日本での初めての事業参入となる。

北海道からアジア、世界へその魅力を発信する新ボールパーク構想。その内容は素晴らしい。今年、供用開始から10年目を迎えたマツダスタジアムの特徴も研究してのことだろう。

ところでこの何かと広島と繋がりのありそうな日本ハムの新ボールパーク構想には、広島人が参考にすべき、あるいは他山の石とすべき点が多くある。「やっぱり北海道に先を越されたか」「それみたことか」の声も聞こえてくる。

まずは建設場所。現在の札幌ドームは札幌市豊平区にある。この、国内初のサッカー、野球供用施設は、2002年の日韓共催W杯の国内会場に立候補した札幌市が主体となって建設された。

2004年、札幌市の”ラブレター”を受けた日本ハムが札幌に移転。当時は大きなインパクトを残した。「そんなの成功しない」という短絡的な声も含めて…

しかし移転後の日本ハムは人気も出て強くもなった。なんせ”最強”のはすの緒方カープも一昨年、札幌ドームで3タテを喰らったぐらいである。(…今年も、ではあるが…)

それなのに日本ハムは札幌市を脱出して札幌市の隣の北広島市に新ボールパークを建設するという。逃げられた札幌市民と経済界は大騒ぎ…しかしもうあとの祭り、としか言いようがない。

おそらく北海道と札幌市と日本ハムの事情を知らない人には、見えにくい話だろう。

もうひとつ我々(広島市民・県民)が参考にすべきは、構想から決定までのスピード感。

日本ハムの「日ハム本拠地移転・ボールパーク構想」がメディアから発信されたのは2015年5月である。

この時、広島ではどうだったか?

ひろスポ!の記事を読めばすぐにわかる。

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この時期、松井市長、湯崎知事、広島商工会議所の深山会頭の3者が集まり、サッカースタジアム候補地として残っていた旧広島市民球場跡地と広島みなと公園の2カ所のうち「広島みなと公園優位」と決めてしまっている。

ミスジャッジとはこのことだ。結果論ではない。その時にもう結果は見えていた。

広島みなと公園優位としたその理由は、およそ現実的でないもの、後付のもの、旧広島市民球場跡地を意図的に低位に位置づけたものばかりで、すでに港湾関係者が大反対している場所に、闇雲に突っ込んでいく姿はこっけいにすらあった。

結果は”ご覧のとおり”である。

それから3年以上が経過して北海道では新ボールパークにゴーサインが出され、広島の方はというと最近ではスタジアムの「ス」の字も聞こえてこない状況となっている。

ひろスタ!特命取材班

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