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2016年08月20日
編集部

未曽有の土砂災害から2年の広島市、マツダスタジアムでは被災地で汗した黒田博樹が先発、エディオンスタジアム広島では被災家族を激励した森保監督が勝利を目指す

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未曽有の土砂災害からまる2年の広島市、マツダスタジアムでは被災地で瓦礫撤去に汗した黒田博樹が
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大きな被害の出た広島市安佐南区八木地区、2016年4月末撮影

 

未曽有の土砂災害からまる2年の広島市、マツダスタジアムでは被災地で瓦礫撤去に汗した黒田博樹が先発、エディオンスタジアム広島では被災家族を激励した森保監督が勝利を目指す―

 

広島市は8月20日、77人もの命と多くの財産が失われた大規模土砂災害から2年目を迎えた。

短時間のうちに豪雨に見舞われて未明から166カ所で大規模土石流やがけ崩れが発生。広島市役所には午前4時過ぎから救援要請の電話が殺到したが、宿直警備員だけの対応で「近くの区役所にお願いします」と答えるのが精いっぱい。夜明けとともに明らかになり始めた被害状況は予想を絶するものだった。

しかし、この日の朝、松井市長は通常通り公用車で登庁。全てとは言わないが、行政サイドの危機感の欠如が招いた人災の面は否めない。実際、早い段階では災害対策の行政責任者が遅きに失したその対応ぶりの拙さを認めている。

対応の拙さは2年が経過しても同じ。被災者の声にならない声からは、厳しい現実や苦悩の続く日々とはかけ離れた国や自治体の対応に対する不満や不安が伝わってくる。「もう過去のもの」となってしまうのが、被災した人々には一番辛く恐ろしいことではあるが、特別なことでもない限り「被災地の今」はメディアの取材対象にならない。

サンフレッチェ広島は災害発生当日、予定されていたエディオンスタジアム広島での天皇杯の開催を延期して対応に当たった。その後も義援金を募り、松井市長のもとにも届け、森保監督がサッカー少年の命が失われた被災家族のもとを訪ね激励するなど様々な活動を続けてきた。

きょう8月20日、エディオンスタジアム広島にヴァンフォーレ甲府を迎えJ1第2ステージ第9節を戦うサンフレッチェ広島はチャンピオンシップ2年連続進出に向け負けられない一戦に臨む。

森保監督は、前日練習のあと「8月20日の試合…、絶対に勝ちたい」と強い気持ちその言葉に込めていた。

同じくマツダスタジアムで行わるヤクルト戦には黒田が登板する。広島が勝てば待望の優勝マジック点灯へ大きく前進する大事な一戦でもある。

黒田は2年前の10月の終わりに、アメリカから帰国して被災地の復旧活動に参加した。

当然そんなことは誰も知らない。だが、体は大きいし見るからにオーラが漂う…。気づいたボランティアや住民と話をしてみんなで写真を撮影した。

その時「メジャーで頑張ってください」と声をかけられた黒田は「本当にがんばっているのはみなさんです」と返した、という。

そうした事実はしばらく表に出ていなかったがやがてメディアを通じて紹介された。2015年3月30日付のスポニチ紙面には「ぜひ市長になって欲しい」と訴える住民の声も紹介されている。

そんな黒田が2年後、ちょうどその日にマウンドに上がるのも何かの縁に違いない。日米通算200勝達成のあと2度、足踏みが続く黒田の投球内容と、サンフレッチェ広島の戦いに注目。プレーボールは午後6時、キックオフは午後7時!

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