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2019年02月19日
編集部

”価値“取った!サンフレッチェ広島ACL本戦、大迫敬介、荒木隼人、東俊希、松本大弥、サロモンソンら新鮮力続々「最もいい勝ち方だったかもしれない」(城福監督)

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プレーオフ決戦前、サンフレッチェ広島のスタジアム入りで声を上げるサポーター(トップ画像)

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の東地区プレーオフが2月19日に行われ、東地区のグループステージ出場16クラブが決定した。

日本からは昨季のJ1覇者である川崎フロンターレと同じく天皇杯優勝の浦和レッズ、そしてこの日のプレーオフを突破したサンフレッチェ広島と鹿島アントラーズが出場する。

プレーオフ東地区の結果

鹿島アントラーズ 4-1 ニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)
サンフレッチェ広島 0-0(PK戦4-3) チェンライ・ユナイテッド(タイ)
山東魯能(中国) 4-1 ハノイ(ベトナム)
蔚山現代(韓国) 5-1 ペラック(マレーシア)

プレーオフの結果、ACL本戦のグループステージの組み合わせは以下のとおりとなった。

グループE
慶南FC(韓国)
ジョホール・ダルル・タクジム(マレーシア)
山東魯能泰山足球倶楽部(中国)
鹿島アントラーズ

グループF
広州恒大淘宝足球倶楽部(中国)
大邱FC(韓国)
メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)
サンフレッチェ広島

グループG
北京中赫国安足球倶楽部(中国)
ブリーラム・ユナイテッド(タイ)
全北現代モータース(韓国)
浦和レッズ

グループH
シドニーFC(オーストラリア)
川崎フロンターレ
上海上港集団足球俱楽部(中国)
蔚山現代FC(韓国)

 

過去、プレーオフでJリーグ勢は負けなし!

絶対に負けられない戦いは午後9時01分、広島広域陸上競技場と県立カシマサッカースタジアムで同時にキックオフ…

サンフレッチェ広島も鹿島アントラーズもホームに相手を迎えての一戦。前半を2-1で折り返した前回ACL王者の鹿島アントラーズは2年目のセルジーニョがPKも含めて2得点でゲームの流れを引き寄せた。

一方のサンフレッチェ広島。前半開始早々から圧倒的な展開に持ちこみ、両サイドからのクロスやCKでどんどん相手ゴール前に放り込み、前半10分にPKを獲得。しかしこれをFW皆川佑介が決めきれず…慎重になり過ぎて相手GKに止められた。

前半のシュート数は9本対1本。しかし攻めても攻めても、5・1・3気味に8人が引いて守るチェンライ・ユナイテッドのゴール前はカギがかかっているかのよう。

サンフレッチェ広島のスタメン
GK 大迫敬介
DF エミル サロモンソン
DF    佐々木 翔
DF 荒木隼人
MF 吉野恭平
MF 野津田 岳人
MF 松本泰志
MF 柏 好文
MF 柴崎晃誠
MF 川辺 駿
FW 皆川佑介

サブメンバー
野上結貴
パトリック
渡 大生
東 俊希
松本大弥
清水航平
中林洋次

そこで城福浩監督は後半、選手交代でどんどん先手を打った。

後半19分、CKも任されていた野津田岳人に替えて新人の東俊希を投入。後半32分には右サイドで多彩な動きを演じ切ったエミル サロモンソンに替えてやはり新人の松本大弥を、その5分後にはついに皆川佑介に替えてパトリック投入、となった。

しかし結局、90分では勝負がつかず延長へ。延長前半10分には3バックの仕事を新人ながら全うした荒木隼人を下げて野上結貴がピッチへ。迎えた延長後半14分にはパトリックがついにゴールネットを揺らしたが、これが短い協議の結果オフサイドになって喜び勇んだサンフレッチェ広島ベンチは主審に猛抗議。

それにしても…左から切れ込んだ東俊希の大きなマイナスのパスを受けた柴﨑晃誠が放ったシュートは相手DFに当たりゴール前のパトリックの足元へ。これを難なく決めていたはずなのに、ノーゴール…

ゴール関連動画
football-action.info/?p=9396

そのあとのアディショナルタイム2分もあっという間に終了…

そしてPK決着へ。サンフレッチェ広島のゴールを守るのはプロデビューが大きな舞台となった19歳GK大迫敬介。その落ち着いたプレーぶりが相手の2者連続”大吹かし”を誘発、最後は司令塔として120分間駆け回った松本泰志が勝利の一撃を蹴りこんでサポーターとともに勝利を噛みしめた。

なお120分間のシュート数は19対6、CKも11対3で数字の上でサンフレッチェ広島が圧倒していた。

松本泰志の話

(PKは直前の川辺駿が外したこともあり)緊張しました。でも決めればヒーローだなぐらいに思っていたので良かったです!蹴りたいと手を挙げたので自信はありました。(120分間の中では)もうちょっと縦パスを入れたかったのですが、相手も必死。監督からリスク管理をしっかりという指示がありなかなかリスクを犯して行けなかった。決めるところは決めきる、そこが課題だと思います。

大迫敬介の話

(PK戦では)キーパーがポジションにつかないと相手は蹴れないので、自分のペースにうまく持ちこむよう心がけました。先に動き過ぎないことを意識しました。(初出場については)朝起きて時間があるのでちょっと緊張しましたがゲームになるとスイッチが入って冷静になれました。無失点で勝ててすごく嬉しい。ずっと(自分の名前がアナウンスされることを)夢見てきたので鳥肌が立ちました。(今後のJリーグ開幕戦、ACL初戦の広州恒大戦に向けては)どんなプレーが通用するか、楽しみです。

エミル サロモンソンの話

ボールを多く持てたし、クロスもシュートも打てた。ただ、早い時間に決めることができていたらまた違う展開だったと思う。自分たちがいいチームであればこういうゲームは早い時間帯に得点できるはず。そうすればリラックスできるしゴールも増える。(ACL出場決定で)まず最初のミッションは達成。チェックマークだ。次はJリーグ開幕戦というミッション。Jリーグのスウェーデンダービーだ。ヨンソン監督との対戦、勝つことが大切。きょうはサポーターのみなさんと一緒に戦えて嬉しかった。土曜日はもっとお客さんも来るだろうし、楽しみだね。

城福浩監督の話

ここを抜けて本戦に行かなければいけない。最低限、我々の思いを達成することができた、と。一発勝負で勝たなければいけないという状況がいかに難しいか。ある見方をすれば最もいい勝ち方だったかもしれない。若い選手が多く出て、自分たちの時間を多く作りながら、いつか点がはいるだろうという状況の中で入らなかったという難しさを体験したと思いますし、何よりもPKを外して得点を取り消されても120分をゼロで抑えた。だからこそ我々は次に進めたのであって、セロで抑えれば負けることはないということを体験できた。

いろんなアクシデントがあるのがACLだと認識していたので、今回のアクシデントを我々は乗り越えて次に進めたということは特に若い選手にとって非常に大きな経験になったと思います。

ただ、逆の言い方をすればいろんなジャッジがあったにしろ120分で得点ゼロだった。ここは大きく反省しなければいけない。最後の質のところ。ここはもちろんチームもそうですが個人においても突き詰めていかないと、主導権を握ったらという言葉がどっかにすっ飛んで行ってしまうような結果になりかねない。それをきょう教えてもらったように思います。得点が120分ゼロだったということをしっかり受けとめて、Jリーグ、あるいはACL本戦に生かしたい。

(本戦に向けては)きょう出ていない選手、ベンチに入っていない選手も十分戦えるコンディションにあると思う。高いチーム内競争の中で試合に出る機会をJリーグでもACLでも勝ち取っていく。その中で勝利、勝ち点を目指していく。このサイクルがチームのレベルを上げるので、一日を大事に試合経験を積みながら成長していく。特に若い選手は試合時間が成長に比例してくる。彼らの成長を大いに期待したい。

(デビュー戦の大迫は)非常に難しいゲームだったと思います。自分のリズムを作りづらい、引いて、あの9番に当ててカウンターという中でキーパーとしてはすごくリズムが取りづらい。その中でよく集中して落ち着いていた。最後のPKも、彼がキックのギリギリまで動かなかったから、相手がおそらく動かないと判断して振り抜いたボールが枠を越えた。駆け引きでも彼は非常にいい経験をしたと思います。

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