サンフレッチェ広島は4月12日、アウェーの豊田スタジアムでここまでただ1チーム勝ち星のない名古屋グランパスと対戦。必勝を期したが強烈な「カウンター」を食らって0-2で完敗した。
失点した内容も最悪で前半ロスタイムには、浅野のパスミス絡みでGK林が飛び出したところを川又の浮き球シュートにまんまとやられた。
後半41分には攻撃が前がかりになったところを突かれ、自陣ゴール前で相手の形を作られて豪快に決められた。
試合後、名古屋グランパスの西野監督は「狙い通りの広島対策ができた」と話して手ごたえを強調。
一方の森保監督は3月22日の浦和レッズ戦、4日のヴィッセル神戸戦に続く3戦連続ノーゴールの現状について次のようにコメントした。
「今までどおりやり続けるだけ。なぜかと言うと、例えば今年は高萩と石原が移籍して、これまで築いてきた前線の攻撃の形や阿吽の呼吸という部分は今年また作り直さなければいけないと思っていたし、いまも思っている。攻撃の部分はもちろん得点は欲しいと思うが、攻撃の連係、連動する部分、チャンスを作って得点を奪うという部分では我慢が必要だと僕自身思っていて、これまでもやってきている。連続で無得点というのは、僕のトレーニングを改善して得点を取れるようにしないといけない反省点はあるが、今年、得点については相当な我慢がいると思っていた。そのぶん、守備でしっかり粘り強くやっていくことを言っているし、続けていくことで必ず攻撃のクオリティーが上がっていくと思っている。また、経験の浅い選手たちがJリーグのトップに慣れて爆発してくれることを期待している」