画像は大瀬良大地
広島-中日5回戦(4月16日、マツダスタジアム)
中日 000 000 011・2
広島 000 000 000・0
マツダスタジアムでは8連勝中だった広島が完封負けを喫した。チームの連勝も5で止まった。それはなぜか?
田辺一球広島魂|note よりこの試合開始前にアップした見どころと、七回以降の攻防における速報(独自)まとめを転載する。
試合の見どころ
予告先発は広島が大瀬良大地、中日が柳裕也
昨日付のデイリースポーツは18ページだとこの場で書いたが、プロ野球があってもきょうのデイリースポーツは20ページしかない。で、一面には「2026年度新入社員募集」告知…そもそも新聞を読まなくなった大学生を対象に、どれほどの応募があるのか、気になるところだ。
きのうはこの場でデイリースポーツ記事をお借りしつつ「新井流」「働き方改革」についても触れたが、プロ野球選手として効率よく毎日を過ごす、というのは確かに新たな発想だろう。新井貴浩監督が現役のころにはシーズン中、全体練習休みなんてほとんどなかった。
例えば遠征先でも朝から打撃練習が課された。まだ品川駅に東西連絡通路さえなかった1990年初頭、当時の水谷実雄打撃コーチ指導の下、中日新聞の屋内打撃場まで、宿舎から品川駅の地下道を抜けて歩いて行き、打ち込むのが若手の日課だった。担当記者もついて回った。
時は流れ、プロ野球にも様々な改革の波が押し寄せる。スマホのなかった時代と今では環境そのものが大きく違う。
世には情報が溢れ、スポーツ界でも様々な数値化が進む。それをいかに読み解き、チームとして実践していくか?昨夜のマラーに対するファウル攻撃はその典型だろう。初回だけでファウル9回、マラーはいきなり28球を要した。KOした三回も二俣翔一から野間峻祥までの6人でファウル10回。完全に足に来たマラーは、菊池涼介が振ってこないのに四球を与え、石原貴規に高目のカットボールを適時され1イニングでなんと44球投じるハメになった。
1対1では手強い相手には鯉の群れで対応する。
きょうは先週の水曜日に続いてまた柳裕也との対戦になる。前回は7回4安打6三振2四球で1点も奪うことができなかった。
一番田村俊介は4の1、二番矢野雅哉は3の0。つながりに欠いた。小園海斗は二塁打と四球だったがこの日から堂林翔太に代わって四番に入った末包昇大は3の0、1三振だった。
二回には、五番野間峻祥のヒット、ファビアンの四球、菊池涼介のヒットで一死満塁としたが八番大瀬良大地は空振り三振、曾澤翼も中飛に倒れた。
投げ合う大瀬良大地は前回6回5安打無四球で1失点。二回に二塁打の細川成也を置いて村松開人に中前適時打された。
試合は矢野雅哉の好走塁によって八回に追いついたがその裏のハーンが打たれて中日の勝利。大瀬良大地、柳裕也とも勝ち負けがつかなかった。
バンテリンドームナゴヤからマツダスタジアムに舞台が変わったことで、両先発の投球内容も変わるのか?それともまた1点を巡る争いになるのか…ここまで2試合で左打者には被打率1割台なのに右打者のそれは3割を超えている広島バッテリーは、データからひと工夫して柳裕也との再戦に臨むことになるだろう。
広島スタメン
センター二俣翔一
ショート矢野雅哉
サード小園海斗
ライト末包昇大
レフトファビアン
ファースト田村俊介
セカンド菊池涼介
キャッチャー曾澤翼
ピッチャー大瀬良大地
6回表
大瀬良大地5回68球で被安打1、柳裕也は71球で被安打1、五分と五分…
石伊雄太…初球浅い右飛
4の2の柳裕也、こっちの方が怖い…4球目遊ゴロ
岡林勇希…2球目レフトファウルフライ
7球で終了!
C0-0D
6回ウラ
曾澤翼…真っすぐストライクとカーブファウルのあと高目に浮いた真っすぐ捉えた、レフト左への二塁打、セーフで曾澤翼ガッツポーズ、自らのバットで大瀬良大地をアシスト
大瀬良大地…バントの構えだが、柳裕也はカンタンにはやらせてくれないだろう、初球ボール、2球目バントファウル、3球目一塁線ファウル、バントの構えからスライダーをヒッティング、弱い一ゴロ、ナイス進塁打
一死三塁で二俣翔一…初球三ゴロだが高橋周平スローイングに時間かけセーフ、一死一、三塁
矢野雅哉…さあ、何が起こるか…初球ワンバン、2球目足元ボール球空振りで曾澤翼が三本間に挟まれてアウト、二俣翔一は二塁へ、次の球二遊間のツーバンを樋口正修が飛びついて捕った、内野安打だが二俣翔一はサードストップ
そして小園海斗に回った…初球141キロ浅い左飛…柳裕也からの1点が…遠い…
C0ー0D
7回表
樋口正修…4球目空振り三振
上林誠知…4球目平凡な中飛
細川成也…初球の内角シュートをレフト左への二塁打、やられた…課題の右打者、前の打席で二死一塁空振り三振に終わった細川成也、一振りのチャンスを待っていて引っ張った
ボスラー…2ボール、ファウル、4球目ライト前クリーンヒット、タイムリー、打てそうにないスイング軌道でも真っすぐうまくさばかれた
C0-1D
高橋周平…左飛
あれだけ右打者対策を…と言ったのに…
7回ウラ
末包昇大…4球目高目打ったけどニゴロ
ファビアン…初球引っ張って大ファウル、カーブストライク、3球目141キロニゴロ、差し込まれ気味
田村俊介…1-1からクイックで真っすぐストライク、ワンバン、ファウルで2-2、126キロ低目がミットに入るタイミングで柳裕也はベンチに戻る、よほど田村俊介のことが我慢できなかったのだろう、攻め方シミュレーションしてデザインされている
8回表
大瀬良大地続投
村松開人…1ストライクからチェンジアップが棒球になってセカンド菊池涼介ジャンプキャッチしたかに思われたがグラブからこぼれてヒット
石伊雄太…バントファウル、どっちもどっち、2球目バント成功
一死二塁で柳裕也の代打ブライト健太…5球目外真っすぐボールでフルカウントまで振ってこない、高目135キロファウル、7球目高く浮いて四球、大瀬良大地100球、マウンドに内野陣集まった
一死一、二塁で岡林勇希…ここも振ってこないけど3-1になってワンバンで一死満塁
今度は永川勝浩投手コーチもマウンドへ
一死満塁で代打も右のカリステ…1、2球ボールになった、外の136キロファウル、低目の140キロボール、球に威力ないからストライクと言ってもらえない、145キロファウルでまたフルカウント、145キロファウル、ここまではブライト健太と一緒…7球目外カットボールは止めたバットでファウル、そしてセンター犠飛
C0-2D
二死二、三塁で上林誠知…3球見逃し三振
8回ウラ
中日はマルテ、ここまで6試合で防御率0・00
菊池涼介…1-2からの4球目バットが折れて遊ゴロ
曾澤翼の代打野間峻祥…2-1からセンター前ヒット!
大瀬良大地の代打は林晃汰…2ボールから空振り、ストライクで2-2、ファウル、156キロもファウル、低目148キロボール球空振り三振、快速球が落ちるから当たらない
二俣翔一…1-1からワンバン空振り、落ちる球ガマンして2-2、しかし次の落ちる球は高さも絶妙空振り三振…マツダスタジアムなのにバンテリンドームナゴヤになってきた
C0ー2D
9回表
広島は塹江敦哉-石原貴規のバッテリー、野間峻祥はセンターへ、
細川成也…2-2から4連続ファウル、さらに10球目もファウル、大瀬良大地から二塁打して細川成也乗っている、11球目ボールでフルカウント、12球目ファウル、13球目152キロ投げた瞬間低い、四球
ボスラー…1ボールから三遊間へのワンバン、小園海斗グラブで止めてこぼしてからもすぐ二塁へ投げてアウト
一死一塁で高橋周平…5球目150キロ少し外れてまたフルカウントもう20球、そしてまた完全にボールで四球
一死一、二塁で村松開人…初球ボール、塹江敦哉ボール球多し、細川成也に初っ端粘られておかしくなった、2球目アウトロー150キロも少しボール、3球目ナイスバントになって二死二、三塁
打席には石伊雄太…初球151キロ空振り、内角152キロストライクで2ナッシング、外152キロ空振り3球三振!
9回ウラ
そして広島打線の天敵、5Sの松山晋也がマウンドへ、他球団は打てても広島は打てない?
矢野雅哉…初球150キロストライクだが松山晋也軽く投げている、ボール、151キロファウルで1-2、外153キロ見逃し三振、矢野雅哉まったく動けず
ランナーなしで小園海斗…150キロファウル、クイックでフォーク空振り、今度は長く持って投げた球ピッチャー返し!松山晋也弾いたが拾ってアウト、小園海斗懸命に走ったがきょうノーヒット、連続試合Hは10でストップ
末包昇大…ボール、真っすぐファウル、152キロ空振り、144キロワンバンで2-2、外に155キロボール、153キロ高目ボール球空振り三振でゲームセット、C0-2D
広島の連勝5でストップ、マツダスタジアムでの連勝8でストップ
~ひろスポ!関連情報~
「ひろスポ!」で動きをつかみ「広島魂」でカープを深く識る
広島スポーツ、サッカースタジアム問題などを発信してきた「ひろスポ!」と情報共有。中国放送2000年開始の「RCCカープ」(現在の「カーチカチ!」)内「記者一球」から連載は1万回へ!秋山翔吾選手の2000安打と競争だ!?
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