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2026年07月07日
編集部

特別支援学校の2選手参加で広島野球100年に新たな歴史、尾道、尾道商、武田、観音など初戦突破~第108回全国高校野球選手権広島大会第4日

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第108回全国高校野球選手権広島大会第4日(7月7日)

県内4会場で1回戦8試合が行われた。この日、108回の歴史の中で初めて特別支援学校の選手が4校による連合チームメンバーとして甲子園を目指す夏のグラウンドに立った。試合は舟入に1対11コールド負けだったがスタンドから惜しみない拍手が送られた。

大竹、尾道商は延長タイブレーク勝ち。継続試合に臨んだ府中はサヨナラ勝ちした。

やまみ三原市民球場
尾道 4-0 安芸南
安芸南の左腕、丸子想矢主将(3年)は9安打されながら153球完投。しかし打線が尾道の継投策の前に1安打に終わり完封負けとなった。

 

大竹 8-4 総合技術(延長十一回タイブレーク)
2対2で延長十回タイブレーク(無死一、二塁で継続打順)へ突入。先攻めの大竹が6点を取って、総合技術の反撃を2点に抑えた。大竹先発の桃田一叶(3年)は初回に先制2ラン。九回一死二塁から同点打を許したがベンチに下がったあとは声で延長十一回の猛攻をアシストした。

 

鶴岡一人記念球場
黒瀬・大柿・黒瀬特別支援・忠海 1-11 舟入(五回コールド)
大会前から様々なメディアで紹介されてきた、黒瀬特別支援のみのお分校(前野麻美校長)の生徒ふたりがベンチに入った。

大会パンフレットにはこう記されている。

初めての夏がいよいよ始まります。
高校野球をやりたい!挑戦したい!その思いから自ら行動しその思いに賛同した仲間ができ、部員2人で練習を重ねてきました。多くの方々からご支援をいただき不自由なく練習させていただくこと事の出来るようになりました。連合チームを組ませていただき合同練習などでコミュニケーションを図り技術の向上に努め、初めて公式戦にも出場させていただきました。
さまざまな困難もありました。試合でのスピード感や咄嗟の状況判断の難しさ等、初めてのことばかりでしんどくなり涙を流す事もありました。それでもこの日まで頑張ってこれたのは、野球が大好きだからです!
多くの方に支えられて今大会を迎えられたことに感謝し、感謝の気持ちを忘れることなく「1勝」を目指して全力プレーで大好きな野球を笑顔で楽しんでください。(野球部責任教師 高岡竜太)

2026年創部に至るまでの紆余曲折にここでは触れないが、入学時に校長宛てに手紙を書いた南昊雅(こうが)選手(3年)の夢が現実になった。試合には二番ライトでスタメン出場して三回の無死一塁で送りバントを決め、三番・宗近太幹(3年・忠海)の適時打を呼び込んだ。

黒瀬特別支援からは谷駿太選手(2年)も参加した。出場機会はなかったが「黒瀬特支」の胸のマークで広島野球の歴史にその名を刻んだ。

 

如水館 9-1 呉工
如水館は14安打+10盗塁。先発した左腕の坂田龍之介(3年)はテンポよく投げ込み、4者連続三振を奪うなど6回80球2安打で流れを引き寄せた。呉工の土路泰生(2年)は2安打に終わった打線の援護なしでも144球完投した。

 

エブリイ福山市民球場
府中 3-2 並木学院(二回裏から再開)
5日の試合が雨で継続試合となり、二回裏、2点を追いかける府中の攻撃から再開。五回と七回に1点ずつ返して追いついた府中が九回、四番・伊藤広裕(2年)の中前打でサヨナラ勝ちした。部員10人の並木学院の杉本優祐(3年)はひとりで8回2/3、129球を投げた。

尾道商 6-1 広島中等教育(延長十一回タイブレーク)
尾道商の遠藤大志(3年)は11回144球を投げて6安打1失点。広島中等教育の岡田信太郎(3年)はコンディションが万全でない中11回145球を投げて延長十回まで1失点と”奮投”。しかし延長十一回、4安打を許して5点を失い、4年ぶり初戦突破には届かなかった。

 

バルコムBMW野球場
武田 3-2 安芸府中
武田は3安打ながら初戦突破。初回はノーヒットで先制。七回は1安打で2対2同点に追いつき、八回は六番・西田珀音(2年)の犠飛でエラーで出た走者が決勝のホームに還ってきた。安芸府中の今村海翔(3年)は巧みな投球で119球完投したがバックのミスに泣いたかっこう。

観音 9-4 加計芸北
観音は一番から四番までで10安打を放つなど計14安打。部員12人の加計芸北の先発、片桐颯太(3年)は打たれ強く8回158球完投。打っても三回に3ランを放ち孤軍奮闘した。

(ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球)

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