首位を走るカープの得点源、エルドレッドとキラの2つの大砲のうち、キラの調子が上がってこない。しかも、ここまでの対戦成績を見ると、対右投手の対戦打率が2割2分6厘なのに対して、左投手は打率1割3分3厘でさらに詳しく見ていくと21打数11三振。2回に1回は三振している計算になる。
阪神予告先発のルーキー岩崎は、ここまで2試合に先発して左打者を16打数1安打とほぼ完ぺきに封じている。
この数字を見比べてカープベンチがどんなオーダーで今夜の”首位攻防戦”に臨むかが注目される。
キラをベンチに下げてエルドレッドをファーストにもってくれば、本来ライトの廣瀬はレフトでスタメンに…。そうなると空いたライトに堂林が使える。サードにも小窪を入れれば、丸以外は全員右打者を並べることができる。
4月12日の中日戦(マツダ)で「ライト堂林」はすでに一度、試しているが今夜はどうか?
6連勝中の阪神には勢いがある。現在、ゲーム差はゼロ。簡単に首位の座を明け渡すわけにはいかない。