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2014年11月15日
編集部

侍ジャパン、大リーグ選抜をノーヒットノーラン、広島の菊池好守でアシスト

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日米野球第3戦が11月15日、東京ドームで行われ日本代表は則本(楽天)、西(オリックス)、牧田(西武)、西野(ロッテ)の投手リレーでMLBオールスターをノーヒットノーランに封じ4-0で快勝した。

日本の勝ち越しは24年ぶりの快挙。第1戦先発の前田健太(広島)が5回無失点ピッチングで作った最高の流れが、イッキの3タテに繋がったかっこう。

そして広島のもうひとりの立役者が二番セカンドで3戦フル出場の菊池だ。九回一死無走者、あとアウト2つという場面で、七回代打出場のあと第2打席が回ってきたサンタナ(インディアンズ)の一番難しい逆シングルの痛烈な当たりのハーフバウンドを、超人的な反射神経でキャッチして涼しい顔!?で一塁に送りアウトにした。

普通ならどうみてもセカンド強襲安打、となるケースだったのだが…。

このアウトでガックリ肩を落とした大リーグ選抜ベンチは、30人目の打者、四番DHのモーノー(ロッキーズ)があっさり一ゴロに倒れてゲームセット。四球2つ、死球1つと3人の走者を出すに止まった。

菊池はアマチュア時代は無名の大卒3年目、24歳ですでに小久保ジャパンのセカンドを完全にモノにした感が強い。

昨年のこの時期に開催された日本代表台湾遠征の強化試合の期間中に「守備範囲の広さ」などを小久保監督から高く評価されてはいたが、「まさか1年でこれほど伸びるとは…」と同監督。

初戦では先発の前田健太の5回零封劇をアシストする好守備でファンとメジャーの度肝を抜き、前日の第2戦では3安打2打点をマーク。「普通にやっているだけです」と本人は意に介さないが、国際舞台でも「普通」にやりきるそのプレースタイルは、仮に野球が五輪競技に復活したならば「金メダル」への原動力となることは間違いない、と言っていいだろう。

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