前回、右上腕に不安を残し五回で降板した前田健太が初回から腕を振っての力投。六回にはけん制悪送球、九回にも投ゴロ処理で送球ミスを犯すなどピンチもあったが要所で素晴らしい粘りを見せ、9回112球を投げ巨人打線を零封した。
しかし、今季4度先発して未勝利の巨人先発・内海も気持ちの入ったピッチングで7回無失点。巨人は八回から継投策に出て試合はそのまま延長戦に突入した。
延長十一回、巨人は4人目の山口がマウンドへ。その代わりバナを菊池が叩いて中前打。丸も続いて無死一、三塁とすると最後はエルドレッドが豪快なサヨナラスリーランを左翼に打ち込んだ。
延長十一回1イニングをゼロに抑えた一岡がうれしいプロ初勝利。チームは5カード連続勝ち越しで今季最多タイの貯金11。