ここ3試合で合計3得点と打線が湿りっぱなしの広島が雨のマツダスタジアムで中日に5-0のスコアで快勝した。
先発したジョンソンの好投に何とか報いようと、打線は二回、田中のスクイズで先制すると六回、雨による33分の中断を経て、ボールカウント0-2からのゲーム再開となったその初球を代打小窪が巧打。右前に適時打して中日先発のバルデスから2点目をもぎとった。
さらに八回、中日バッテリーがルーキー左腕の浜田と谷繁兼任監督のコンビとなったところで途中出場のドラ1ルーキー野間がライトスタンドにライナー性のプロ1号ソロ。新井の二塁打を挟み、今度は高卒3年目の鈴木誠也が左中間スタンドに打ち込んだ。
前日までの広島のホームラン数は17試合でわずかに3発(菊池2本、丸1本)。開幕直後は「一番打者争い」をしていたふたりがベンチスタートを続ける中で飛び出したこの2発にベンチで出迎えた緒方監督も大喜びで、この明るさと若さが今後の打線の起爆剤となるかどうか、が注目される。