NPBが6月26日、「マツダオールスターゲーム2015」のファン投票の結果を発表した。
広島からは先発部門の黒田、一塁手部門の新井貴浩の復帰組二人を始め、捕手部門で會澤、二塁手部門で菊池、外野手部門で丸、と12球団最多の5選手が選出された。
だが昨年の広島は前田健太を筆頭に、中継ぎ部門の一岡、抑え部門のミコライオ、一塁部門でキラ、三塁部門で堂林、外野部門でエルドレッド、さらにここに菊池・丸が加わり8人もの大量ファン投票選出が実現しており、5人はむしろ控え目…か?
ところで広島は現在、セ・リーグ5位。…とはいえ首位阪神までは3・5差で「逆転優勝は十分に可能!」という声が関係各所からは上がっている。
折しも今年は広島の街中が歓喜した1975年の初優勝からちょうど40年。
40年前の甲子園であった球宴では山本浩二、衣笠の「ダブルアベックホームラン」が飛び出して、シーズン後半の広島の戦いを後押しした。
今年のオールスターゲームは7月17日に東京ドームで、18日には2009年以来6年ぶりにマツダスタジアムで開催される。
3年連続ファン投票選出の前田健太に代わり、8年ぶり5度目の球宴出場となった黒田は「もし(マツダスタジアムで)投げるチャンスがあれば、広島のファンの人に喜んでもらえるピッチングがしたい」と話し、2年ぶり6度目、ファン投票では7年ぶり選出の新井貴浩は「本当にたくさんの方に応援していただけるので嬉しいです。個人的にはオールスターでよく打ってるな、というイメージ」とコメント。
菊池、丸、初出場となる會澤も気合い十分で、さらに当然、スタンドを埋め尽くすカープ女子の大声援も期待できる。
マツダスタジアムで「コージ」や「衣笠」もびっくり!の活躍、となれば1991年以降、ずいぶん縁遠くなっているリーグ優勝に向けて弾みがつくのは間違いない。