球団史上最速ペースで主催ゲーム100万人集客を果たし勢いに乗る広島は、きょうもマツダスタジアムで中日相手に連勝を目指す。
空前の混セにあって広島は6月、3度も借金8の危機的状況を迎えたがことごとくその次の試合を拾ってきた。「過去のデータから見て優勝確率ゼロ」となる借金9を回避して、長らく定位置だった最下位の座も中日に譲り反転攻勢…、のムードが高まりつつある。
一方の中日は昨夜の敗戦でとうとう借金8となり、あとがない状態…。
「守乱が負けに直結し、昨シーズン大活躍の又吉や福谷はやはり投げ過ぎたのか今季はまるで頼りにならず、頼みのバルデスが離脱した投手陣は四球から自滅するパターンの繰り返し。そこに谷繁兼任監督の苦悩が加わり、ナゴヤドームのスタンドもガラガラで踏んだり蹴ったりの状況です」(中日担当記者)
現状では「どこが優勝してもおかしくない状態」のセ・リーグにあって、消去法…、でいくならばまずは中日に優勝争いから脱落してもらうのが手っ取り早い?が、手負いの竜にも意地とプライドはある。
きょうの予告先発は広島が中日打線に強いジョンソン、中日が菊池・丸、シアーホルツらを苦手にしている山井だが果たして結果は…。