神宮球場でやたらに強いヤクルトを相手に28日の第1戦、11-2で快勝した広島は29日の第2戦で3-8の完敗を喫した。
初戦は黒田が7回を1失点に抑え試合を作った。しかし昨夜はかつて「黒田2世」と言われた今井が2年ぶりの先発に挑み三回途中でKOされた。
二桁安打が当たり前の今のヤクルト打線をある程度、抑えていかなければ勝機を見い出すことは難しい状況。そんな中、今夜プロ4度目の先発マウンドに上がるルーキーの薮田にとっては初対戦のヤクルト打線の中でも山田、畠山の三、四番が大きなカギになりそう。
山田は昨夜24号ソロなど3安打を放ち、自分の前を打つ川端を抜いて打率トップに浮上した。さらに自分の後ろを打つ畠山と本塁打、打点の2部門で熾烈な争いを演じている。
薮田はこれまでの対戦で右打者に対する決め球のなさが課題として浮かび上がっている。左打者の対戦打率は2割を切り、逆に右打者には3割8分も打たれている。
この状態で山田、畠山の二人と対戦する場合はどんな攻めをすればいいのか?完璧に抑えることは難しいだろうが、まずは思い切って腕を振るためにも走者なしの場面で二人を迎えたい。