広島の連勝４でストップ、対ＤｅＮＡ戦負け越し決定、黒田先発で必勝あるのみ！連勝のあとの”反動”に要警戒!!!

８月４戦無敗の福井を先発に立てチーム５連勝を狙った広島が８月28日、横浜スタジアムでＤｅＮＡの返り討ちに遭った。福井が筒香に満塁弾を、ロペスに２ランを浴びて撃沈…。福井の10勝目はお預けとなった。

一番に田中を入れ三番に丸を入れるなどの新打線の効果も薄く３対６完敗でチームの借金は４になった。

さらに首位阪神、３位巨人とも快勝して、それぞれ５・５差と２・５差。きょう８月29日の第2戦、黒田を先発マウンドに送って「絶対に負けられない」一戦となる。

「絶対に負けられない」のは、もうひとつ大きな理由があるからだ。

広島は今季すでに2度、連勝のあと”急降下”した過去を持つ。

１度目はコイの季節、５月の大型連休中。大瀬良､ﾏｴｹﾝ､野村祐輔､戸田､ｼﾞｮﾝｿﾝ､福井の先発陣にすべて勝ちがついて5月4日から巨人､阪神戦で6連勝した。

ところがその後の14試合は4勝10敗｡２だった借金は最多の8に膨れ上がった｡接戦に弱く10敗中8敗は1点差負けだった｡

２度目は７月の頭。１日から巨人､ﾔｸﾙﾄ相手に薮田､福井､ﾏｴｹﾝ､野村祐輔の”変則ﾛｰﾃ”でやはり先発全員に勝ちがついて４連勝！この時点で借金１としながら、そのあと6試合は1勝5敗だった｡6試合で計7点と打線が空回りした。

こうした経験を踏まえて緒方監督が連勝中でもあえて打線を組み替えてきた可能性が高い。今回の４連勝も福井､黒田､ｼﾞｮﾝｿﾝ､ﾏｴｹﾝの先発4人に勝ちがついて「ここから…」と再加速を狙ったがその初戦で出ばなをくじかれた。

だが、今回の失速は即、ペナントレース”強制終了”に直結する。しかも昨夜で対ＤｅＮＡ戦８年ぶりの負け越しが決定。対戦成績は７勝13敗となり、「ビジパフォの呪い」にものの見事につかまった。

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連敗を６で止めたＤｅＮＡは最後の意地を賭けて勝ちに来るだろう。黒田、20試合登板の節目となる今夜も横浜スタジアムに「広島倒せ！」のチャンステーマが響き渡るようだと、開幕直後に喫した３連敗の悪夢が甦ってくることにもなりかねない。

なお広島は3月31日の横浜スタジアムで貯金ゼロになって以降、一度も勝率５割に到達していない。

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