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2015年01月05日
編集部

カープ女子のみなさんへ、「黒田博樹投手の広島時代」第7回、限界を超越!阪神・金本との“大将戦”

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男気麦酒
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2007年4月に三次麦酒株式会社から発売された「男気麦酒」のラベル。昨年末に黒田の「男気」が全国の注目を集めたがすでに2007年の時点で「男気」は全開だった!

 

「広島のエース黒田博樹の素顔」第7回

限界を超越!阪神・金本との“大将戦”

 

連続フルイニング出場、世界記録目前の阪神、金本知憲が2006年シーズンもまた広島に乗り込んできた。平成の鉄人、その背中からも黒田と同じオーラが漂う。

 

2年前の2004年8月3日。この時黒田は右肩痛を患い,すでに1カ月半も白星から遠ざかっていた。

 

「もはやエースではない」の記事の貼ってあるロッカーの扉を閉じて、いよいよ九回のマウンドへ。七回に代打の打診を断り、八回を3人で片付け残るはあとアウト3つ。しかし先頭の片岡にヒットを許し、打席には金本。平成の剛腕対平成の鉄人、大将戦になった。

 

実はこの試合の5日前、金本の左手首に巻かれていた瑠璃の数珠がバラバラになる“事件”があった。中日・岩瀬から左手に受けたデッドボール。このあと、金本は右手だけでヒットを重ねる、という超人的なパフォーマンスでファンの、そして相手バッテリーの度肝を抜いてきた。

 

さらには直前の試合で701試合連続フルイニング出場の日本記録を達成したばかり。それぞれ絶対にあとには引けない事情を抱え、限界を超越した対決、注目の第1球…。

 

ここでもまた、にわかに信じがたいシーンが目に飛び込んできた。右手1本、フルスイングの打球はピンポン球と化して広島市民球場ライトポールの右へ。大ファウルにスタンドが大きくどよめいた。そのスイングはまるでカミソリのよう。前の打席まで合わせるようにして振っていた金本が最終打席でキバを剥いてきた。

 

黒田の表情がわずかに変わった。2球目、ベース付近でワンバウンド、そして3球目、ライト線へのヒット…。

 

大将戦に敗れた黒田の中で何かが音を立てて崩れて行った。このあとは四球と犠牲フライで同点にされ、さらに二死から連打され交代を告げられた。まさに坂道を転げ落ちるような降板劇だった。

 

すぐにベンチに深く腰掛けた黒田を中継カメラが抜いた。タオルで顔を覆いながら鋼(はがね)の右腕を持つエースは泣いていた。

そして…。

「きょうの悔しさは当分、忘れないと思う。オリンピックと言わず、またすぐ明日にでも投げたい…」

試合後、報道陣に囲まれた黒田はそう言い残して広島を離れた。「悔しさ」をその胸に仕舞い込み長島ジャパンの一員として、アテネ五輪の大舞台にそのすべてのぶつけたのだった。

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