広島の自力優勝が消えた。
「負ければそうなるのは分かっていた」と試合後の緒方監督。
直接対決はこの日も含めて残り4試合。あすは必勝を期して中4日で黒田博樹をスタンバイさせていたが、その勝負手を使う前に首位まで5・5差となりヤクルトの引き立て役に回らざるを得なくなった。
懸念材料がすべて顕在化した。
前回、9月6日に同じ神宮で対戦した際にミスから自滅した先発の戸田は今夜もまた四球連発、バント処理ミスあり、タイムリー暴投あり…。
初回に早々と2点を失うと、直後にエルドレッドの一発で1点差にしてもらったが三回に絶対に防ぎたい3点目を与えてしまった。
もう1カ月以上も「3点取られたら勝てない」試合が続いており、それは偶然でもなんでもないことは広島首脳陣もナインも身に染みてグラウンドに立っているはず。
ということで三回を終えた時点で勝負あり。事実、打線は九回にバーネットを打ち2点目をもぎ取ったから、2点までに抑えていれば延長勝負、もしくは引き分けだった。
先発左腕アレルギーも相変わらずで、ヤクルト先発の石川の前に6回でわずか3安打。
3万2000人を超える超満員のスタンドでは初回からヤクルトファンを圧倒するカープファンの声が響き渡ったが、中盤からはヤクルトファンが押し返し、ゲームセットのあとはカープファンの罵声が飛び交う悲しいエンディングとなった。
ひろスポ!イチオシ、なぜ広島の自力Vが消えたのかがよく分かる
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