ポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ挑戦を希望している広島の前田健太投手(27)への取材攻勢が激しさを増してきた。
11月30日早朝からは電子版ニュースが、広島球団の方針として前田のポスティングシステムでの米大リーグ移籍を認める方針を固めつつある、と報じた。
広島はこの日、選手会ゴルフのあと夕方からは広島市内で選手会ミーティングと納会という流れ。無事!?ラウンドを終えた前田は詰めかけた報道陣に「ノーコメント」で移動の車に乗り込んだ。
広島球団では今週末にも前田の海外移籍容認の是非をはっきりさせたい、としているが、大リーグの評価額は極めて高く、球団が仮に譲渡金を上限の2000万ドル(約24億円)に設定しても入札に応じる球団が出ることは確実。そうなれば球団サイドは”マエケンマネー”で先発投手陣の充実などを図ることになる。
ただ、昨年のクリスマスイブ以降に相次いで広島球団との契約が決まった前田と黒田は互いの存在があるからこそチームの24年ぶりの優勝を目指していた節もあり、前田がチームを去ることになれば黒田の今後もさらに不透明さを増すことになる、という見方もできる。
1950年に誕生した広島が初めてリーグ優勝したのは1975年で26年目の快挙だった。しかし1991年の6度目のリーグ優勝以降、すでに24年が経過。もしも前田と黒田のふたりを同時に失えば、広島は来季どころかその先もしばらく優勝から見放される恐れすらある。
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