阪神対広島16回戦(阪神9勝6敗)午後3時、京セラドーム、予告先発は、阪神・岩貞(プロ初登板)、広島・福井(2勝1敗)
阪神を”さして”2位浮上を目論んだ広島はまさかの連敗。そして交流戦で9連敗を喫して以来、およそ2カ月ぶりに貯金が「2」になった。
四番エルドレッド外しも効果なし…。昨夜の試合後、野村監督は今後の四番とエルドレッドについても「わからない」とコメントした。
阪神の予告先発はドラ1左腕の岩貞で、昨日、能見の前に不発に終わった「四番キラ」でいくのかどうか思案のしどころだ。
今季、開幕四番はキラで、そのあとはエルドレッドがほぼひとりで四番を打ってきた。
昨年はというと、エルドレッドの四番で始まり、7月にキラが途中入団すると四番はキラが任され秋口になってまたエルドレッドが四番に…。
そしてもうひとり、15試合連続出塁の日本記録を5月に樹立した廣瀬も一時期、四番を任された。今のチーム構成を考えると候補はこの3人か?
一方、広島の予告先発の福井は7月29日のマツダスタジアムで阪神打線を相手に9回124球、9安打1失点の大復活劇を演じたばかり。その勢いで3日の東京ドームでも巨人打線を7回5安打2失点に抑え2連勝をマークした。
長らく二軍にいたため何もかもが急にうまくはいかないが、それでも少ない球数と「困った時はストレート勝負」でシンプルに相手に向かっていく投球スタイルは今のチームにとっては貴重な存在。福井が好投するようであれば4、5点奪って今季初の同一カード3連敗を阻止したい。