中日対広島10 回戦(中日3勝6敗)午後3時、ナゴヤドーム、予告先発は、中日・山井(7勝0敗)、広島・前田健太(8勝4敗)
4連敗で阪神に2位の座を明け渡し、オマケに4位の中日に2・5差に迫られた広島。もうあとがない中、前田健太にすべてを託す。
前田は3連勝中。投手部門主要タイトル独占を個人目標に掲げており、きょう勝てばハーラートップタイの9勝目。しかもチームの一大事とあってモチベーションは十分だ。
しかも今季の中日戦は開幕戦を含めた3試合に登板して2勝負けなし。ここまで9の5と打ち込まれている大島、それに一発を浴びた和田、森野に注意しながら少なくとも7回までは試合を作ってくれるだろう。
ただし、中日先発の山井も今季ここまで15試合に投げて7勝無敗…。「7回100球前後」のピッチングがツボにはまれば、やすやすとは失点しない。
山井と広島は昨季も今季も対戦がなく、先発山井と広島打線の相性は不明…。加えて四番エルドレッドを軸に今季、猛威をふるってきた広島のクリーンアップはこのところ完全な下降モードにある。
一方の中日クリーンアップは昨夜のチームの得点8点のうちの6点を叩き出す好調ぶり。
こうしたデータをインプットしていくと、出てくる答えは「中日有利」。そんな逆風をマエケンの右腕がどう切り裂くか?
なお広島は先の6連勝のあと、ここまで9試合を消化しているが先発投手に勝ちがついたのはその間に一度投げた前田ただ一度だけである。