広島対ヤクルト18 回戦(広島12勝5敗)午後6時、マツダスタジアム、予告先発は、広島・前田健太(10勝6敗)、ヤクルト・石川(9勝7敗)
昨夜は巨人が阪神に1点差負け、広島がヤクルトに延長十一回サヨナラ勝ち。3位広島と首位巨人のゲーム差が2に詰まった。
今夜のマツダスタジアムは前田健太対ヤクルト打線。22日、同じマツダスタジアムで阪神打線を相手に10勝目を完封で飾ったエース右腕には当然「ヤクルト3タテ」の期待が膨らんでいる。
昨夜は「打たれたら二軍」という状況に追い込まれた福井が底力を発揮してヤクルト打線を7回3安打に封じた。
特に山田、バレンティン、畠山の一、四、六番に座る右打者を一度も塁に出さず、うるさい打線を分断したことでうまく相手の矛先をかわすことができた。
8月最初の10試合のうち9試合で二けた安打を放ったヤクルト打線には一時の勢いこそないが山田、川端、雄平ら打撃ベスト10上位に名を連ねる各打者は油断できない。
福井をリードした會澤と、おそらくバッテリーを組むはずの前田はヤクルト打線をどう料理するか?
今シーズン、前田のヤクルト戦先発は一度だけ。7月4日のマツダスタジアム.この時は7回9安打1失点で勝ち投手になった。
この試合、バレンティン、畠山はいなかったが山田には2安打され、雄平には四球と右前打。六番を打った森岡にもうまくミートされ2安打を許した。
一番・山田を出塁させると相手のペースにはまっていく恐れがある。この対決は見ごたえ十分なものになりそうだ。
前田のクオリティースタート成功率70パーセントでセ・リーグ第5位。二けた勝利を目指す石川との投げ合いに勝って、さらに巨人にプレッシャーをかけることができるか?