週末からの甲子園、雨でやばい？「雨男」マエケン出番だ！広島クライマックスシリーズ先手必勝!!

野村監督の辞任が発表された広島、きょう和田監督の「続投」が正式に発表される阪神。両者はあす、甲子園球場でクライマックスシリーズ、ファーストステージ初戦を迎える。

関西地方の週間予報は、あす１１日土曜が曇り時々晴れ降水確率２０パーセント、あさって１２日の日曜は曇り一時雨降水確率５０パーセント、明々後日１３日月曜は曇り時々雨で降水確率８０パーセント、さらに１４日火曜は曇り一時雨で降水確率５０パーセント。

日本列島に向け北上してくる台風の影響は避けられそうもない。

が、きょうは広島も関西地方も秋晴れ。広島はマツダスタジアムで、阪神は甲子園で前日練習を行う。

ところでクライマックスシリーズ、ファーストステージの勝者は次のような方法で決定され東京ドームでのファイナルステージに進む。

・先に2勝した球団がステージ勝者。引き分けを除いた勝数が同じ場合は、レギュラーシーズン上位球団の阪神が勝者になる。

・第1戦、第2戦でステージ勝敗が決した場合、第3戦は打ち切り。

・引き分け再試合はなしで、延長は12回まで。

・予定されていた日程が悪天候等で中止・ノーゲームとなった場合、各試合は原則翌日に順延。ただし、順延となった場合でも試合開始時間は12日・13日は14時開始予定。14日は18時開始予定。

・悪天候等で予定されている試合が10月14日までに消化できない場合、本ステージは途中打ち切り。

仮に１勝１敗となり、第３戦の予定される月曜日が順延になれば１４日に決着がつくがこの日も日程を消化できなければファーストステージは打ち切り。レギュラーシーズン２位の阪神に軍配があがる。

予告先発のないクライマックスシリーズで阪神はすでにメッセンジャー、能見、藤浪の順番でスタンバイしている、というのが虎番記者や関西放送局担当者らの間でも”本線”となっている。

一方の広島はレギュラーシーズン最終戦が雨で一日順延された（１０月６日、巨人戦）ため「中４日での前田健太の初戦登板は難しい」という声が関係者の過半数を占める事態となった。

だが、ファーストステージの天候を考えれば、ますます「先手必勝」の色合いが濃くなりつつある。

しかも「雨男マエケン」はぬかるんだような状況のマウンドに弱い。実際、「勝てばリーグ優勝を大きく引き寄せる」はずだった９月３日の巨人戦（前橋）では四回まで１安打ピッチングを続けながら、強い雨に見舞われた五回に４点を失い２－４のスコアで負け投手になっている。

昨日、マツダスタジアムであった投手陣練習の中でも初戦の先発が誰になるか、煙幕を張るような動きが目立ち、前田健太、ヒース、大瀬良の３投手の順番が阪神のように見えてきていない。

これらの状況を総合的に考えると、広島の一番手はやはりエース！？なお「雨男」はその名の通り、今季すでに４度の先発を雨で流しているが、まさかクライマックスシリーズまで雨で…？？？

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