今年のファン感謝デーは、猫田記念体育館が大掛かりな改修工事に入っていて使用出来ないため広島市中区の広島国際会議場、地下二階ダリアの間 で行われました。
初優勝した年であり、参加希望者が大勢いたにも関わらず小さい会場で申し込みをしたけど外れた方が多数いたようです。
私も、自分の申し込みは外れたクチ、です。東京在住の友人が当たり誘ってもらって参加することが出来ました。
参加者は190組。申し込みが1人で3人分当選、という方もいたようなので、400人弱くらいではないか、と受付の方は言われていました。
コアな追っ掛けファンも来ておられましたが、バレーボールをやっている小中学生もの姿も見られ、トークショーの時に質問が飛んだりして大変良かったです。
構成は、全体をABの2つのチームに分けてトークショーとサイン会が同時進行という、単純なものになっていました。
体育館ではないので、ボールを使ったイベントやふれあいも出来ないし、仕方ないですね。
ただ、完全同時進行だったので、サイン会で複数の選手にサインを貰おうとすると、トークショーには全く関われない、というのが残念でした。
とはいえ、Carpのファン感と比較すると、選手に直接話しかけれますし、サイン貰えて、記念撮影も出来ます。選手とファンの距離が近いです。
ビスコ監督も大変フレンドリーなので、記念撮影して握手してサイン貰ってプレゼントを渡せます。
酒井さんや越川さんが居たAチームのトークショーに参加して、バレーボール男子からの質問に答える酒井さん・越川さんが、至極マジメで、バレーボール教室に来た感覚で、大変勉強になりました。
酒井選手(右)、越川選手に挟まれ質問する”バレー男子”小学生
イエローTシャツの彼「どうやったら、レシーブが上手になりますか」
酒井さん「これまでは、ぐっと低い姿勢で構えてレシーブ体勢を取る、と習って(教えて)きましたが、最近は、自分の身長も考慮して、一番低い姿勢より少し高い位置で、上半身をしっかり起こして、レシーブ体勢に入るのが良いと思います」
イエローTの彼と新人・唐川くんに壇上で姿勢を取らせながら、答えてくださいました。
ほかに、こんなやりとりも。
「越川さんへ。僕はアタッカーなのですが、左肩が下がると言われます。どうしたら治りますか?」
越川さん「腕を振って(アタック)体勢に入った時に、左手でフェイントをするような気持ちで左手を残し、その後で右手で最終的に打つ、という感覚でやったら下がらなくなるのでは」
「明日からの練習でやってみます」
男子バレーボールは斜陽スポーツだと思われていましたが(ナショナルチームが弱く、憧れの対象にならない。少子化で男子バレーボール部の無い中学校が増加)、少年ジャンプで「ハイキュー!!」が連載され、アニメ化もされ、風向きが変わってきました。
最近では「バレーボールをやりたいんだけど、僕の中学校にはバレーボール部が無い」と言う声をよく聞くようになりました。
Vプレミアチームの一員として、望まれるものがあるなぁ(バレーボールの面白さを伝える)、と、改めて感じました。
かつて、全日本男子チームをアイドル化して徐々におかしな方向へと舵を切っていった時代に逆戻りはして欲しくないな、と思います。
ファン感の締めの挨拶で、ビスコ監督が「昨年のファン感で、JTファンは最高だ!と言ったが、今年の熱い応援!昨年の二倍も三倍も“最高!”だ!」と言われました。
酒井さんの退部挨拶では厳しい顔をされていた、ビスコ監督。今年、酒井選手を中心にした守りを強化して戦っただけに、現役を引退するのではないのに、来季は彼を欠いたメンバーでの守りの布陣を再構築しなければならないのですから、当然でしょう。
ファンにあいさつする酒井選手
酒井選手への餞の言葉は、同期の町野選手がされました。町野選手は「もう一年頑張る」とハッキリ言われました。越川キャプテンの負担がこれ以上増さないとわかって、少しホッとしました。
酒井選手は…Vプレミアの別のチームに行きそうな気もしますが、とりあえずファン感後は、全日本の合宿に合流するようです。
来季は、ディフェンディング・チャンピオンとして、リーグを戦って行くわけですが、連覇はそう容易くはないと思います。
が、ビスコ監督・越川キャプテンの元、一丸となって、戦ってくれると信じています。
皆様、今後ともJTサンダーズを応援よろしくお願いいたします!
(ちゃこ)