試合前に黙とうするJTサンダーズの選手たち
V・プレミアリーグ男子、JTサンダーズは1月17日、大阪市中央体育館でパナソニックパンサーズと対戦。25-16、26-24、25-21のストレート勝ちで勝ち点3を加え首位を守った。
試合前の整列
今年の新ユニホーム
第2レグ 第2週。我がJTサンダーズは、大阪市中央体育館に遠征です。昨日は、パナソニックパンサーズとの対戦。
第1レグは、パナのホーム・パナソニックアリーナで年末に戦い、3-0のストレートで勝っています。
試合のスコアは、
25-16
26-24
25-21
セットカウント3-0で勝ちました。
勝ち点3をgetし、ポイントを24に伸ばし、7勝3敗で、首位をキープしています。
2位には、ポイント21で、8勝2敗の豊田合成。3位に、ジェイテクトをストレートで下して7勝3敗になり、ポイント3をgetし、ポイント21としたサントリー。4位に、JTにストレートで負けたためポイント0で、ポイント17から伸ばせなかった、パナソニックとなっています。
JTサンダーズのスタメンは、
WS越川、八子。
MB町野、筧本。
S深津。OPレオ。
L酒井。
パナソニックのサーブが執拗に八子をマークしており、
その分強力サーブではなくなり、逆にJTは、レオや越川の強力サーブで、清水を狙い、
エース潰し合戦だったと思います。
八子くんは狙われてもAパス(セッターが定位置から動かなくても受けられる球)まではいかなくても、せめて攻撃に入れるサーブレシーブをすることが出来ていました。
パナは、第1セットは助っ人のチアーゴなし。
スコア、25-16。
頼みの清水もあまり決まらず、福澤は今日も決まらず。
レオの清水を狙ったジャンプサーブで連続得点し、グググっと離しました。
終わってみたら、14:05に試合開始して14:30にまだなってなかったです。
第2セットは、意地のぶつかり合いの「一進一退」。お互いに連続得点が出来ません。JTは八子をファーストサーバーにするローテーションに換え、サーブレシーブ陣形の変更と出鼻からの連続得点とを狙いますが、八子は初っ端からサーブミス…。このミスを皮切りにレオや越川にもサーブミスが目立ったセットでした。
4点以上大きく離されることもなかったけど、どうしてもリードが奪えません。
セット終盤までその状態が続きます。
レシーブ陣形としては一番弱い、MBのサーブ(リベロがコート外に出るため)の時、サーバー町野の後衛でのファインレシーブがあり、追いつき、追い越します。
が、パナも調子の出てきた清水に球を集め、このセットから入ったチアーゴもサーブレシーブも良く、再逆転され23-24と相手にセットポイント。
ここで諦めないのが今年のJT。粘れないのが今年のパナ。
24-24のジュースになり、レオのスパイクで25-24と逆にJTのセットポイント。
このセット 26-24でJTが取り、パナは勝ち点3は諦めないといけなくなりました。
第3セットは、清水がサーブにスパイクに打ちまくっていて、調子の上がらなかったMB白澤に筧本の速攻を2本連続でシャットアウトされたり、で、パナも粘ります。
JTは派手な連続ポイントはないものの、八子のサーブ、レオのサーブ、越川のサーブ、筧本のサーブでじわじわっと離していきます。
最後はパナのエース清水を三枚ブロックで完全シャットアウト! で、試合終了。
まだ15:30になってなかったですよ…。試合時間1時間24分。
第3セットにどうしてもリードが奪えなくて、レオのバックアタックばかり多用する深津に対して「井上を出してくれ~」と思ったこともありましたが、ビスコ監督は辛抱強く使いましたね…。
結局今日も、JTベンチは「選手交代」はありませんでした。
JTがかなりのサーブミス、スパイクミスをやっていた第2セットを奪えないパナソニックの方が「今年はおかしい」と実感した試合でした。
MB白澤が暗いのは今季ずっとなんですが、第2セット以降L永野にまで暗さが伝染してしまっている気がしました。
川村新監督と選手の間に、「壁」がある感じ。
JTがタイムアウトの時間にビスコ監督と通訳亀渕さんの周りに頭を寄せ合って集まっていて選手一人一人の顔が見えないのと比べると、あまりに印象的。和が解けるのも異様に早い。
第2試合のサントリーvsジェイテクトも観戦しましたが、今年はパナソニックよりもサントリーの対策を練らないと、優勝出来ないかも、と思いました。
阿部の高速トス、高いブロック、OPがコート内に2人いる攻撃力(WS栗山は全くサーブレシーブをせず攻撃に回っている)で、1時間19分で試合が決まってました。
先週のグリーンアリーナが5000人を超える観衆だったから、だだっ広い大阪市中央体育館で1100人しか入ってないと「ガラガラ」で寂し~い感じでしたね。
第2試合はサントリーのホームゲームとのことで応援団がかなりの数居ましたし、ジェイテクトの応援団もすごかったのですが、大阪の方は、自分の目当ての試合が終わると帰ってしまう慣習があるようで、パナの試合が終わったらかなりの数のアリーナ席のお客さんが帰ってしまって空席がやけに目立った状況に…。第2試合の観衆が2000人。
広島の観客の皆さんが、JTサンダーズを応援すると共に「バレーボール」を見にきておられる、ということを実感した 大阪でした。
専売広島時代からの、広島のバレーボールの歴史。JTサンダーズを引退した選手が、「広島県バレーボール協会」のバッチを付けて、試合運営をお手伝いしているという伝統。(なんせ、広島グリーンアリーナの試合開催責任者は、下村英士さん!)
この広島に、リーグ優勝という栄冠を、持ち帰りたいです!
(日)は、続いて大阪市中央体育館で、ジェイテクトスティングスと対戦です。応援団の数では負けるので、しっかり声出しして、負けないように応援してきます。
(文責・ちゃこ)