プレナスなでしこリーグ2部、第1節、広島広域公園第一球技場午後1時キックオフ
アンジュヴィオレ広島対ASハリマアルビオン
なでしこ1部昇格を目指しホーム開幕戦に臨んだアンジュヴィオレ広島は、相手を6本上回る15本のシュートを浴びせたがスコアレスドローで勝ち点1。10チームによる2回戦総当たり全18節で1位が1部自動昇格、2位が入れ替え戦にチャレンジできる、なでしこ2部での熾烈な戦いの幕が上がった。
アンジュヴィオレ広島スタメン
GK 上谷久美子
DF 葛馬史奈、齊藤仁美、新加入・中島麻里、武田裕季
葛馬史奈
齊藤仁美
中島麻里
武田裕季
MF 赤嶺美月、渡辺和美、新加入・王湘惠(ワン・シャンウェイ)
赤嶺美月
渡辺和美
王湘惠(右)と櫻林亜佐子
FW 新加入・櫻林亜佐子、新加入・足立英梨子、水野祐里
足立英梨子
水野祐里
相手の前線の動きを封じるために葛馬史奈を右サイドバックに置き、センターバックにはスピードのある齊藤仁美と身長174センチの中島麻里(ルネス学園甲賀健康医療専門学校)。左サイドバックに武田裕季を置いたことでコーナーキック7本(相手は3本)も武田裕季が蹴った。
葛馬史奈は3月2日から6日までスペインのラマンがであったU-23女子国際大会でも2試合に右サイドでスタメン出場している。
武田裕季はセンターバックと中盤での起用も予想されたが、開幕戦はこの形だった。
中島麻里はCKからの得点能力も高い。
中盤は大方の予想どおり、赤嶺美月と渡辺和美でボランチを形成、トップ下に期待の新戦力、王湘惠(Hualien Takai FC)。
3トップにも新戦力がふたり。身長169センチの足立英梨子(FC吉備国際大学Chame)が中央で、櫻林亜佐子(ちふれASエルフェン埼玉)と水野祐里が左右をワイドに攻めた。
櫻林亜佐子はDF登録。湘南学院高校(女子サッカー部)卒業後、単身スペインに留学。「憧れのバルサ」の2部、エウロパ でプレーしたあと、レバンテ・ラス・プラナス(スペイン1部リーグ)も経験した。
足立英梨子は「振り向きざまのシュートなど足元のプレーに長け、右も左も蹴ることができる」(奥村優之監督)ことを開幕戦で試された。
前半はアンジュヴィオレ広島に流れが来ていたがシュートは決まらず。逆に後半は攻め込まれる時間帯があったが耐えた。
後半は櫻林亜佐子に代わって新戦力の快速FW、中島麻衣(大阪市レディースFC)が出場。後半21分には同じく新戦力の内山朋香(AC長野パルセイロ・レディース)が投入され、後半34分には王湘惠に代わり山口友里恵もピッチに立った。
中島麻衣
内山朋香
山口友里恵
多彩な「新鮮力」と昨年までのメンバーをいかに融合させ、「美笑」のゲームを重ねていけるか?ポスターコピー「絶対美勝女」を掲げ、10月、実りの秋に向け、アンジュヴィオレ広島の挑戦が始まった。
第2節は4月3日、アウェーのちふれASエルフェン埼玉戦。ホームでの次節は4月17日のニッパツ横浜FCシーガルズ戦。(広島広域公園第一球技場、午後1時キックオフ)。
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