松井市長は4者会談の必要性を認めながらも”後回し”に…
広島市の松井市長は3月28日、定例会見で記者の質問に答える形で、あす29日に湯崎知事、商議所・深山会頭と3者の「共同コメント」を出すと発表した。
「共同コメント」は紙で出される。内容は不明。
サンフレッチェ広島、久保允誉会長が3月3日に旧広島市民球場跡地への独自スタジアム建設案を発表して以来、松井市長、湯崎知事、深山会頭の3者は直接、サンフレッチェ広島側と話し合いを行っていない。
3者側は作業部会との話し合いをサンフレッチェ広島側に打診しているが、サンフレッチェ広島側はあくまでトップ会談である4者会談を希望している。
その4者会談が実現しないまま「共同コメント」が先に出される。順番が逆である。
松井市長は4者会談が実現していない理由について「4者会談は行う」が「事前に作業部会で議論して共通認識を持っていかないとうまくいかない」という趣旨の発言をしている。
しかし、松井市長らが優位とする広島みなと公園でのスタジアム建設と旧広島市民球場跡地に建設を希望する久保プランでは根本的に話は別で、共通認識がどうこうというレベルではない。
4者会談を後回しにした松井市長、湯崎知事からの「共同コメント」の内容は、どういうものなのか?
3月3日以降も「広島みなと公園」ありきで進めてきた3者の方針をあすどんな形で示すのか、が注目される。
広島新サッカースタジアム取材班