サンフレッチェ広島は11月28日、広島市中区のホテルに株主とパートナー企業関係者らおよそ500人を招いての「感謝の夕べ」を開催した。
その中であいさつに立った森保一監督は日頃からのクラブへの支援、応援に感謝の気持ちを述べるとともに、過去5度、準優勝に終わっている天皇杯で悲願の優勝を果たすことを約束して大きな拍手を浴びた。
森保監督あいさつ
株主のみなさま、パートナー企業のみなさま、きょうはお忙しい中この場に来ていただきましてありがとうございした。今シーズンも我々の支援、応援をしていただきありがとうございました。
先ほど久保会長が言われたことと重複するところもあるかと思いますが、今シーズン、これまでのところタイトルは取れていません。そしてJリーグ、6位という結果に終わりました。ここにおられるみなさまを始めとするサンフレッチェを応援していただいているみなさまが、去年優勝、そして2012年、2013年優勝したチームだけに今年も優勝を期待されていたことは重々分かっていましたし、我々もみなさまに喜んでいただけるように、Jリーグの頂点を目指して戦いましたが、残念ながらその期待に応えることはできませんでした。
しかしながら、これは言い訳に聞こえるかもしれませんが今年、私が監督になって5年間で一番ケガ人、不測の事態が多かったように思います。言い訳に聞こえるかもしれませんが、すいません。
その中で、選手たちがケガ人が出ても過密日程の中でも、ほんとにたくましくたんたんとやり続ける、誰が出ても必ず結果を残すということでやってきました。
6位という結果は我々にとっても、まったく満足できるものではございません。
しかし不測の事態が多かった中での6位はほんとに私の後ろにいる選手、スタッフがよく頑張ってくれて踏ん張る力はお見せすることができたと思っております。
来季以降に向けては、その踏ん張る力からもう一度、その上を目指す戦いができるように、みなさまに喜んでいただけるように、頑張っていきたいと思っています。
まだ今シーズン、天皇杯が残っております。天皇杯で元旦決勝まで勝ち進んでいき、そこまではサンフレッチェの過去の歴史で何度でもありますが、決勝でまだ勝ったことがありません。
ここで優勝してみなさま喜んでいただけるよう残りのシーズン頑張っていきたいと思います。ぜひ期待していただければな、と思います。
そして、来シーズンに向けて、先ほど会長が若手のことを言われましたチームの底上げをしっかりとやっていきたいと思っています。来年もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
天皇杯サッカー概要
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会
主催 公益財団法人 日本サッカー協会 / 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ
予選を勝ち抜いた地域代表など88チーム参加のノックアウト方式(1対1で対戦して1戦ごと勝ち上がる方式)。
出場チームはJ1の18チーム、J2の22チーム、シード1チーム(第64回全日本大学サッカー選手権大会優勝チーム の関西学院大学)、都道府県代表47チーム。
1回戦は8月27日スタート。J1のジュビロ磐田、アビスパ福岡、J2、シードチーム、都道府県代表チームが出場。2回戦からACL出場のシードJ1の4チームを除くJ1チーム出場。
ラウンド16(4回戦)が11月9日と12日に階差され、ACL出場シードJ1チームもここで参戦。ACL勢の結果は…
サンフレッチェ広島 3-0 サガン鳥栖
ガンバ大阪 1-0 清水エスパルス
FC東京 2-1 HondaFC(静岡県代表)
浦和レッズ 3-3 川崎フロンターレ(PKで川崎の勝利)
準々決勝は12月24日。組わせは…
鹿島アントラーズ-サンフレッチェ広島(カシマスタジアム)
横浜F・マリノス-ガンバ大阪(日産スタジアム)
大宮アルディージャ-湘南ベルマーレ(NACKスタジアム)
FC東京-川崎フロンターレ(味の素スタジアム)
準決勝は12月29日、決勝は2017年1月1日午後2時、市立吹田スタジアムでキックオフ。
賞金は優勝1億円、準優勝5000万円、第3位2000万円、第5位1000万円ですべて税別。