広島ドラゴンフライズ、いよいよレギュラーシーズン最終決戦の舞台へ、右後ろ姿は練習を見守る佐古賢一ヘッドコーチ(トップ画像説明)
広島ドラゴンフライズは5月6日、7日に広島サンプラザホールで愛媛オレンジバイキングス とレギュラーシーズン最終の2連戦を行う。
広島ドラゴンフライズはここまで44勝14敗、勝率7割9分5厘、プレーオフ進出マジックは2。勝てばマジックは1つずつ減っていく。2連勝なら上位2チームがB1に自動昇格するプレーオフ進出が決まる。しかし…。
プレーオフを争う4チームのうち、3チームは出場権を手にしている。
広島ドラゴンフライズと同じB2西地区優勝を決めている島根スサノオマジック(49勝9敗、勝率8割4分5厘)と、B2東と中地区優勝決定済みの群馬クレインサンダーズ(32勝20敗、勝率6割5分5厘)と西宮ストークス(42勝17敗、勝率7割1分2厘)だ。
残る1チームはこの3チーム以外の全15チームのうち最高勝率のチームの手に渡るワイルドカードによって決まる。その可能性を残すのは先週、熊本で死闘を演じた広島ドラゴンフライズと熊本ヴォルターズの2チームのみ…
熊本ヴォルターズは43勝15敗、勝率7割4分1厘で、広島ドラゴンフライズの背後にピタリとつけている。熊本ヴォルターズが負けない限り、広島ドラゴンフライズも勝ち続けるしかない。
熊本ヴォルターズは同じく6、7日の最終節に、アウェーで香川ファイブアローズと対戦する。対戦成績は5勝1敗で熊本ヴォルターズ優位。
そして広島ドラゴンフライズもここまで愛媛オレンジバイキングス 戦は5勝1敗となっている。
ただし、広島ドラゴンフライズにとって、ラスト2ゲームは、B.LEAGUE B1の仲間入りをするためには、越えなければいけない壁と言うこともできる。
4月15日、16日にアウェーであった2連戦は、74-86、75-73のスコアで、第2戦は残り1分で4点差をひっくり返すという際どいものだった。
このため、熊本での激戦のあと、一日休養日を設けて火曜日から金曜日まで、チームは愛媛オレンジバイキングス のオフェンス封じに向けた対策に時間を割いてきた。
調整最終日の5月5日はおよそ1時間の軽めの練習を行い、しっかり声を掛けあい、いい汗を流した。
「ここまできたら言い訳はできない。最高の舞台が整っていると思っています」と朝山正悟キャプテン。
そして「最後の最後で(B1昇格へのチャレンジゲームに)たどり着くことができました。我々にとって非常に大きなゲームになります」と佐古賢一ヘッドコーチ。
そして「この2日間が終われば、もうバスケができないくらいの覚悟でやる、とその3Pがチームオフェンスのカギを握る田中成也。
全体練習のあと、3Pシュートを繰り返す田中成也
おそらく、負けが決まった時点ですべてが水泡に帰す、ノックアウト方式のラスト8つのクォーター。熊本ヴォルターズは両日ともナイトマッチ、広島ドラゴンフライズはデーマッチ。勝てば相手にプレッシャーをかけることもできる。
広島のバスケ史上最大の戦い、TIP OFF…
チケット情報
5月6日(土)14:00(一般入場11:45)
5月7日(日)13:30(一般入場11:15)
vs.愛媛オレンジバイキングス戦
会場:広島サンプラザホール
チケットこちら→ hiroshimadragonflies.com/lp_20170506/