トップ画像の説明=広島市文化スポーツ部の杉山部長に質問状を手渡す徳弘会長(右)
7月25日、ひろスポ!で次の記事を掲載した。
国は「加計ありき」、広島は「ワケありき」サッカースタジアム問題、基町住民への市は「街づくりについてみなさんとご議論することが主眼」と明言
hirospo.com/pickup/39525.htm
この記事の要旨は以下のとおり・
・1月に開催された基町地区住民(基町の明日を考える会・徳弘親利会長)と広島市・県・広島商工会議所代表メンバー(松井市長、湯崎知事、深山会頭の3者側の実務担当者たち)との1回目の話し合い(2016年10月に説明会開催)で広島市文化スポーツ部の杉山部長が「まずもってお忙しい中このような場を設けていただきありがとうございます。10月に説明させていただききょうで2回目ですが、私ども広島市としては基町地区の街づくりが一番の主眼でございます。街づくりについてみなさんと一緒にご議論したいと思っております」と明言。要するに中央公園へのスタジアム建設を検討するのは、基町アパート群なども含めた「街づくり」。
・住民側からは「中央公園には堀川もあり相当の税金を使った構造物がある、税金を無駄にするんですか?市の、特に中区の人のことも考えて!中区、広島市の人のことも考えてますか?」という声も複数上がっている。要するに「中央公園案」を基町地区住民の問題に矮小化せず、広島市民全体の問題としてとらえるべき、と訴えている。
以上の2点。
一時期、基町地区住民側と3者側の第2回目の話し合いは7月にも開催される、との報道もあった(ひろスポ!ではそうは報じていない)が、諸事象により話し合いは8月の後半になる模様。
その場では、前回、基町の明日を考える会が3者側に提出した8項目に及ぶ質問状の回答の報告などが行われる。
ただし、この件について基町住民側はすでに広島市担当者に向けて、「各質問の答えは5行以内で」と注文をつけている。要するにお役所言葉は不要、ということだ。
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さらに、徳弘会長によれば、広島市担当者に対して昨年11月の説明会の時点からずっと「サンフレッチェ広島のこの話し合いへの参加」を強く要望しているのだという。
今回、仮に8月に2度目の話合いがあるとなれば「サンフレッチェ広島の参加は絶対条件」と徳弘会長は言い切っている。
基町地区の住民からすれば「中央公園案」はまさ「青天のへきれき」であり、「なぜ中央公園がいいのか?」「エディオンスタジアム広島や旧広島市民球場跡地でいいじゃないか」との声が多数を占めているのが、その理由である。
先ほど、記したが「中央公園案」を基町地区住民の問題に矮小化せず、広島市民全体の問題としてとらえるべき、とする基町地区住民からすれば、サンフレッチェ広島がどんな考えを持っているのか確認しないと気が済まないのは当然だろう。
そこでひろスポ!では広島市スポーツ振興課のスタジアム調査担当者に問い合わせてみた。
返ってきたのは「8項目の質問を受けたのは、3者ですからサンフレッチェ広島さんの参加はありません」というものだった。いつもながら木で鼻をくくったような返答である。
この話を徳弘会長に伝える機会があったが「何をおかしなことを…。その担当者が異動してきたのはこの4月、その前からこっちは強く言ってきていますから…」と市の対応に不信感を募らせていた。
なお、サンフレッチェ広島はこの件について”待つ身”であるため態度を表明していないが、両者の話し合いの場に行くことを拒む理由はない、との声で一致していることはすでに確認済み、である。
よって、広島市など3者側にはサンフレッチェ広島には話し合いに参加してもらっては困る、理由が存在するということになる。
それは、ひろスポ!ですでに指摘した以下の案件について、杉山部長が基町地区住民へ説明する内容を耳にしたらサンフレッチェ広島側が腰を抜かす!?からではないか…
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hirospo.com/pickup/38971.html
広島新サッカースタジアム取材班