セ・リーグCSファイナルS・第1戦(10月18日、マツダスタジアム)
雨中の甲子園を制すなどして広島に乗り込んできたDeNA、迎え撃つセ・リーグ連破の広島。結果的には広島が五回に3点を先制し攻撃を終えたあと36分の中断に入り、そのまま雨天コールドとなった。
試合は雨の中、午後6時プレーボール。DeNA先発の石田はレギュラーシーズン、広島戦2戦2勝。広島の先発・薮田も踏ん張り投手戦となった。
五回、広島の攻撃は二回の第1打席でバックスクリーン手前まで運んだ五番・バティスタ。石田はストレートの四球を与えたが4球目はすっぽ抜けた。
ますます雨脚が強まる中、打席には広島工で石田の大先輩に当たる新井貴浩。ボールカウント2-2からファウル2球の後、外のチェンジアップを新井貴浩が体勢を崩しながら左前に転がし(途中、打球濡れた外野芝で失速)無死一、二塁。
続く西川のバントを処理する石田、三塁を見たが雨が気になったか一塁へ投げて一死二、三塁。會澤を歩かせて一死満塁…
続く薮田三振で一番・田中。広島打線では丸と並ぶ最大の打線のキーマンを迎えてDeNAバッテリーの踏ん張りどころだ。
ボールカウント2-2からの真っ直ぐはバットをかすめて受ける戸柱のミットも弾きファウル。
悔しがる戸柱。DeNAバッテリー6球目はチェンジアップを選択したが、抜けて高めへ入り、おっつけて打つ田中の勝ち、センター前ヒット、桑原からのバックホームは戸柱の遥か頭上へ抜けて2者生還。
続く菊池の遊ゴロも打球が死んでタイムリー内野安打。
どのプレーが雨の影響を受けたかは?だが、結果的には「つなぐ打線」の本家本元、広島に軍配が上がり、四回まで無安打投球だった石田に涙雨。
アドバンテージの1勝も含めて広島は2勝目。DeNAはこの試合では頼みの打線が繋がらず、一発もなしであとがなくなった。
週末には台風も接近しそうな”大荒れ”模様のマツダスタジアム?それともその前にスンナリ決着か…