B2第6節GAME1 Fイーグルス名古屋戦(10月28日)
第1クォーター、広島ドラゴンフライズは相手の緩慢な動きに合わせるかのような緩めのスタート。18-19と予想外の接戦に。
第2クォーター、今度はFイーグルス名古屋の動きに対応しきれず、17-26で終了。前半を終えて35-45。
後半もFイーグルス名古屋ペース。本来なら広島ドラゴンフライズが勝利すべきスコアの92‐75で完敗を喫した。
広島ドラゴンフライズはこれで開幕から10戦を消化して5勝5敗。試合後、北川弘は次のように話した。
「強いチームでもなく、弱いチームでもない。今年は(B2のチームは)それがほとんどだと思うし、僕たちしだい。現状弱いチームになりかけている中、まだやり直しが効くと思っている。5勝5敗となりどっちに転ぶか一番大事なところ。弱い方に流されるのは簡単。チームとして立て直した時にはまた違う景色が見えてくると思う。ディフェンスを含め、チームがひとつになる必要がある。プライドを持ってあすも会場に来る必要がある」
広島ドラゴンフライズ75-92Fイーグルス名古屋
1Q:18-19
2Q:17-26
3Q:23-20
4Q:17-27
会場:東広島運動公園体育館
入場者数:1374人
【スターター】
広島:#2朝山正悟、#7坂田央、#11北川弘、#13クリント・チャップマン、#24田中成也
FE名古屋:#2福澤晃平、#11杉本 慶、#13成田正弘、#24ジョシュ・ホーキンソン、#26神津祥平
勝負は早い時点でついていた。
「やられたところでこのチームは集中力を欠いてしまうところがある。いいチームはやられた時、燃えてやり返してやろうとなる。逆境に強いチームはそう。きょうも11対0という展開を作った。熊本戦も2対18という入りだった。ここを修正しないといけない」
試合後の会見の最後にジェイミー・アンドリセビッチヘッドコーチはそう言った。
第1クォーター、何とか18-19でしのいだあと第2クォーター、最初の2分で相手に11点を奪われる間に2点しか返せなかった。第1クォーターでも散々、かき回されたPGの福澤晃平にまたやられた。18-30、この12点差をそのあと縮めた時間帯もあったが第3クォーターでさらに点差が広がる時間帯もあった。
第4クォーター、オフィシャルタイムアウトの時点で68-77。しかしけっきょく、92失点での完敗となった。
92失点は昨季も含めてB2リーグ参戦以来、ワースト…。
試合後、アンドリセビッチHCは悩み深き状況について「今のチームの完成度」について聞かれると困惑した表情でこうコメントした。
「50パーセントぐらいかと思う。ディフェンスの安定感が必要。福岡戦のようなディフェンスを常にすること。シュートの確率も上げること。相手に合わせてはいけない。相手によって変わってしまう部分に弱さがある。今、選手の数字が本来あるべきレベルを下回っているケースが多い。その修正もいる。シュートには波がある。だからディフェンスが大事になる。シュートが戻ってくるまでディフェンスで我慢する展開が必要」
さらにこう付け加えた。
「外国人選手が全員入れ替わり、PGも替わり、コーチも替わった。山田の負傷離脱…。なかなかチームのケミストリーを高める時間がなかった。そして27日間で11試合の過密日程の中でなかなかチームを作り上げることは難しい状況。これからそこを修正してチームを立て直していきたい」
一方のFイーグルス名古屋・渡邊竜二HCは次のようにコメントした。
「我々も負け越していたので、5割に戻したいという強い気持ちを持って挑んだ。広島はアウトサイドのシュートが得意なチームなので、ディフェンスを全員で頑張ろうと伝えていた。しっかりと試合で意図したことが表現することができたのでこの結果に繋がったと思う。我々にもシュート力の高い選手が揃ってして、ここまでのゲームでは良いシュートが出ていなかったが、選手を信じて打ち続けるように言っていた。今日はその良い部分が出たと思う」
最後に「チームとして開幕以来、一番の内容だったのか?」と問われるとこう答えた。
「開幕2連勝のあと、負けが続きチームとして練習でやっていることが試合で表現できない状況が続いていた。全員で何度もミーティングして、それぞれが何を求めているのか意思疎通を図ってきょう臨んだ結果、それが実になったのかなと思います」
【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
#7坂田央19点
クリント・チャップマン19点
◆リバウンド
#14ウェンデル・ホワイト7リバウンド
#13クリント・チャップマン6リバウンド
#7坂田央6リバウンド
#24田中成也5リバウンド
Fイーグルス名古屋
◆得点
#27ジョシュ・ホーキンソン27点
#2福澤晃平21点
#0ハーバート・ヒル11点
#14兒玉貴通11点
◆リバウンド
#24ジョシュ・ホーキンソン16リバウンド
#11杉本 慶5リバウンド
#13成田正弘5リバウンド
◆アシスト
#13成田正弘6アシスト
1クォーターからFイーグルス名古屋に攻め込まれた
Fイーグルス名古屋の司令塔・福澤晃平、後方は名古屋・渡邊竜二HC
ハロウィンバージョンで会場は盛り上がり最高潮
スタンドも…、否こちらはいつもか…
後半、坂田央のショットが冴えて反撃するが…
第3クォーター、負傷者続出…
田中成也はプレー中、転倒して後頭部を床に打ちつけ担架で退場
田中成也に替わってコートに立った仲摩匠平も…
アクシデントで仲摩匠平もコート外へ
北川弘も途中でアクシデント、しかし何とかプレー続行